子供が言うことを聞かない理由はなに?どうしてなの?

子供が言うことを聞かない、どうすれば言うことを聞くようになるのか?これは親なら必ず持っている悩み。でもちょっと待って。それ親サイドからしかみてないんじゃないですか。子供には子供の理由がある。

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子供の立場になってそこを考えてみませんか。理由がわかれば少しはすっきりする、かもしれません。

視点を変えると納得できる、子供が言うことを聞かない理由

まずひとつ聞かせてください。子供が言うことを聞かない、これってストレスですか?

子供が何でも親の言うこときいたら、どんなにいいだろう、楽だろうって思ってますか?

そりゃあ、楽ですよね!でもそうしたら子育ての意味なくなっちゃいます。子育ての醍醐味のひとつは親が子供と一緒に成長していけるってことです。

思い通りにならない相手とディープにつき合っていくから、発見がたくさんあって、お互い成長できる。ラッキーなことですよね。

だから子供が言うことを聞かないって、素敵なことです。ありがとう!って、思ってみませんか?笑。

さぁ、それができて落ち着いたら、もう一つ考えてみましょう。

イメージしてください。あなたは仕事から帰って、休む暇もなくばたばたと夕食の準備。そして夕食も終わった。やっとテレビでもみてくつろごうかな~、というその時に「早く台所片づけなよ!」なんて子供に言われたとしたら?

あそうね、やらなきゃね、って素直にすぐに、片づけに取りかかれるひと、どのくらいいるのでしょう?

「は~何言ってんの?ママは一日頑張ったし、あとでやるからほっといて。あんたに言われる筋合いないし」。なんて怒ってしまうかも、ですよね?

なぜ、あなたは子供の言うことを聞かないのですか?

今やりたくないから、他にやりたいことがあるから、命令されたくないから・・・etc、ですよね。

きっとね、子供も同じなんです。学校から疲れて帰ってくる。勉強、部活と一日中頑張った。ママは知らないだろうけど、先生や友達にいろいろ気遣ってね。

それなのに、矢継早に命令される、禁止される。手紙だして、宿題しなさい、ゴロごろしないで、ゲームしないで。早く、早く。

「はあ~、うるさ。家でくらいゆっくりさせてよ。やらなきゃいけないことくらいわかってるし。後でちゃんとやるし。ほっといてくれないかな~。」

子供がそう思って当然。親の言うことなんて聞かない。言われれば言われるほど、意地でも聞きたくなくなる。そういう展開、安易に想像できますね~。

こんな子供の気持ち、理解できそうですか?

親が自分の思い通りのペースで思い通りに行動させようとしてること。親のそのおしつけ感いっぱいの命令行為こそが、子供が言うことを聞かない理由、になっているのですね。

子供の状況を思いやって、親が子供への対応や接し方を少し変えることができれば、言うことを聞かない理由は激減するのではないでしょうか。

子供が言うことを聞かないのは脳に理由がある?

1歳すぎて2歳~3歳ころ、ちょっと人間らしくはなってくるものの、まだ動物的臭さのぬけないころ。その動物っぽい感じは実は脳のせいともいえます。

このころの子供の脳は「こうするべき」という理性を司る部分、前頭前野の発達が未熟。脳全体としてもネットワークを広げるため、神経細胞同士をつなぐシナプスの数をとにかく増やしている途中です。だから余分なつながりも存在している、脳の整備がまだできていない状態なのです。成長とともに抑制反応をさせるある神経伝達物質もここではなぜか興奮反応をおこさせることもわかってきました。

2歳くらいの子供、いわゆるイヤイヤ期。がまんすることを知らず、刺激に対する反応を抑制するシステムもできていない中で、子供の行動基準はただやりたいことをやる、ということだけ。親の言うこと聞かない、そもそも言われたことを全然聞いてない、何か言われたことすら気づいてない、なんてことは、仕方のないことなのです。

未熟な脳のおかげで、自分のしたいことを抑制したり、相手の気持ちを思いやるような芸当ができるようになるのはまだ先の話。

親は言うこと聞かそう、なんて躍起にならないで、形はとりあえず人だけど中身動物、くらいにかまえて、ペットと遊ぶように無邪気に親子でいっぱい遊ぶことにエネルギーを使ったほうが賢明です。

そして中学生高校生ころの脳もまたちょっと複雑です。

前述の前頭前野はまだ完全には整備が行われていない、成熟していない脳の状態。そのため感情的になりやすかったり、社会性や道徳性の低い言動を平気でしてしまったりというとが起こります。

そしてさらに、このころ急激に活動をはじまめる性ホルモン。性ホルモンは脳の扁桃体に作用して、怒りや恐れといった情動を高めます。しかし未成熟な前頭前野はその作用を止めるという、成熟した脳には可能な働きができないのです。

この状態が男子の場合には攻撃性が高くなったり、キレやすくなったり、という言動になってしまうのでは、といわれています。親からすれば、言うことを聞かない状態ですね。

このように子供は大人とは違う。身体の大きさや構造も、脳の状態も、神経伝達物質の作用も、ホルモンの影響も・・まずそれを認識する。

だから大人には当たり前にできることも子供には不可能なことだったり、逆に子供の当たり前が大人の非常識になったりするのです。それが親からすれば、言うことを聞かない、になってしまいます。親は自分を基準にして自分にとっての当たり前をついおしつけてしまっているのかもしれません。

脳が成長中、整備中、未成熟。それが親にとって、子供が言うことを聞かないと感じる言動につながってしまう理由なのですね。

そうと知ってそんな子供の状態を、そうなんだな~と受け入れることができれば、親は少しおおらかになれる気がします。

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子供が言うことを聞くのはどういうとき?

子供が言うことを聞かない、と嘆くお母さんに聞きます。あなたのお子さんはいつもいつも100%言うことを聞かないのですか?

意外に子供が素直に言うこときいた、そんなとき、親はそのことを意識しません。当たり前のこと、良いことはすぐ意識下にもぐってしまうのですね。

少し思いだしてみてください。あなたのお子さんにもすぐに宿題にとりかかった、お手伝いをすすんでやった、早く寝た、そんなことがいくつか見つかるはずです。

それは、どんなときでしたか?あなたはどんな言い方をしましたか?どんなことをお願いしましたか?

子供のキゲンがいいいときだったかも、学校でなにかいいことがあった日だったとか。あなたが真剣に本当に子供のために言ったことだったとか、きっと口調も穏やかだったのでしょう。お手伝いを頼んだ内容が子供の得意なことだったのかも。翌日の遠足を楽しみにして、さっさと布団にはいったとか。

そう、子供にも気分のいい時、親の真剣さを感じた時、好きなこと・やりたいことを頼まれた時、などなど、ちゃんと言うことを聞く条件や環境というのがあるのです。

その逆の状況だと、子供が言うことを聞かない理由ができるわけです。

子供の機嫌が悪いときに、親が世間体のために、子供がやりたくないことを強制した場合には、子供は絶対言うことを聞きませんよね!

まとめ

子供が言うことを聞かない理由なんて至ってシンプル。親の要求が子供の優先順位と違うということ。子供だって大人と同じ。自分のペースで好きなことを自由にやりたい。

そして脳が発展途上であることが原因で大人とは違う言動をする。子供にとって当たり前の言動も、親は子供が言うことを聞かない、としか思えない。

親が自分の価値観を基準にして、子供の状態や都合を無視して、言うこと聞かそうとする。結果、子供が言うことを聞かない、となるのですよね。

言うこと聞かそうとしなければ、言うこと聞かないという問題は発生しないのです。

ほとんどの場合、子供が言うことを聞かない理由は親がつくりだしているのかもしれません。

もし本当に子供のために、ちゃんと伝えなくてはいけないことがある時は、真剣に丁寧に伝えてください。親の真剣さはちゃんと子供に伝わります。それは言うことを聞く・聞かない、のレベルではないからです。

親はいつでも子供のためを思っている。親のみえる言動がどうであれ。それだけはシンプルに直球でいつも子供に伝えておきましょうね。

こちらの記事もご覧ください  ⇒子供が言うことを聞かない!中学生高校生にはどう対処する?

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