子供が言うことを聞かない時はアプリにお任せ、それ大丈夫?

しつけアプリ使ったことありますか?若いお母さんたちに人気らしいですね。アプリに怒ってもらってママはにこにこ?しつけ簡単にできてラクですか?

子育て大変なのは百も承知です。でもアプリ使用には警告を鳴らしたい!子供の健やかな成長への影響が心配です。

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あなたにとって子育てって何ですか?本気で親子の信頼関係つくろうとしていますか?

 しつけアプリは2タイプ。子供が言うことを聞かないとき効果はある?

いろんなしつけアプリがあるんですね~。

おおまかに分類すると①恐怖や罰を与えて言うことを聞かせるタイプ。②親の言うことことを聞いたらスタンプなどのご褒美をもらえるタイプ、の2タイプになります。

人が行動をおこすためのモチベーションを上げさせるには、目標をもって立ち向かう(ご褒美タイプ)ことか、嫌なことはさけようとする(罰や問題回避タイプ)ことかの、どちらかをうまく使うことです。

例えば、宿題したらおやつたべようね、はご褒美タイプ。宿題しなかったらおやつなしだからね、は罰タイプですね。

実際、会社で上司が部下をつかうとき、学校で先生が生徒を動かすときなど、どちらかの声かけをしていると思います。もちろん親と子供でも同様でしょう。

だからしつけアプリもこの2タイプあるのです。では親がこれらをうまくつかえばしつけは可能なのでしょうか?

人対人であれば、状況に応じて、相手の性格に合わせて、本人がよりやる気になる方の声掛けをすればいいのです。多くの人はご褒美タイプのほうが心地よいのではないでしょうか。

どちらにしても相手にちゃんと向き合い、どんなふうに言ったら相手はやる気になってくれるのか、相手の気持ちに寄り添って、一番いい方法や伝え方を考える。

叱る場合でも、基本となっているのは相手を思う気持ちのはずです。

これは人対人だからできること。

でも人対アプリになると状況はかわります。

本来しつけというのは親の役目。そのために必要なのは、親が子供とちゃんと向き合う覚悟。親もしくは本当に子供を大切に思う人にしか、しつけってできないのです。

そんな、親ならではの重要な仕事をアプリなんかに譲ってしまうなんて、なんて勿体ないのでしょう。いやそもそもアプリでしつけなんて、できるわけない!!

親がしつけというものを、子供を自分の思い通りにすることだと考えているのなら可能でしょうが。

しつけといえるかどうかはともかく、子供を親の都合よい子にするためにはアプリは効果的だといえるでしょう。

でもどう使おうとアプリはアプリ。親の代わりにはなりませんよ。

 恐怖を与えて言うことを聞かせるアプリ、悪影響が心配

典型的な罰タイプアプリ、恐怖を与えることによって言うこと聞かせるアプリ、使ったことありますか?効果はどうでしたか?

代表的なアプリには、鬼やおばけのような子供が怖がるものから電話がかかってきたように作動するというものや、妖怪がしつけメニューに従って子供を脅かすというものなどがあります。

子供が言うことを聞かないときにこれらのアプリを見せると一発解決ってことですね。

小学生以上くらいになると、ウソでしょってすぐみやぶられて効果はないでしょうから、こういうアプリに頼るのは2歳~5歳くらいの親なのでしょうか。本当に怖くてすごく効果があるそうです。一体どんなに怖いんでしょう??

子供ってね、親が思ってるほど、現実と非現実の区別がついていないのです。

以前ディズニーシーの体感型アトラクションでストームライダーというのがありました(ご存じない方スミマセン)。私の娘は中学生になるくらいまで、現実の世界のことだと思っていて、相当怖かったというのです。びっくりですよね。

そんないきなり嵐になったり、さらにその嵐の中でミッション遂行したりするわけないやん、って、大人なら当然フィクションの世界だとわかって楽しんでいますよね。

でも子供はそうじゃないのです。大人ならつくりものだからと楽しめることも、子供には現実で怖いことだったりするのです。当然年齢が低いほどそれは顕著です。

だから本当に鬼から電話がかかってくると信じてしまう。そりゃあ、怖いでしょう。だって相手は血も涙もない鬼やおばけですよ!

言うことを聞かないと怖いモノから電話がかかってくる→「恐怖」→言うことを聞く=子供は感情をおさえつけることを学ぶ、という図式です。これは明らかに子供の脳の発達の弊害になります。

成長して中学生高校生のころ反抗期を迎えたころには、やっかいなタイプの言うことを聞かない子供、になってしまうかもしれません。そうなってからの修正は大変です。

今、安易にラクなほうに走ったツケが将来やってくる、というかんじかもしれません。

 アプリを実際に使わなければ、悪影響はない?

ではたまに使うならよいのでしょうか?

おききします。たまに、ってどの程度ですか?一か月に1回?一週間に1回?一日に1回?

一度つかってみて子供が言うことを聞いた、親はラク、でもこんな怖いのいつもつかったらかわいそうだからもうやめておこう。試しにつかってみてその効果に感心しながらも、そう思ったとします。

でも一度その恐怖を体験させてしまったら、使う頻度や、使う・使わない、の問題ではないのです。

子供が言うことを聞かない、「鬼から電話がかかってくるよ」と一言。もはやアプリをみせなくてもその一言だけで子供は言うことことを聞いてくれます。はい、親は相当楽できました。よかったですね。

ではなぜ子供は言うことを聞いたのでしょう?

怖いから。恐怖だから。それだけです。子供の脳の中ではアプリを実際にみせた時と同じことが起きています。脳が発達成長中の子供にとっていいわけありませんね。

そして、脅して子供に言うことを聞かせる、ここにしつけの要素があると思えますか?

 子供のしつけ役になれるのは親の特権

親がつい感情で怒りすぎてしまったのなら、恐怖を与えたのが親なら、あとでごめんねってむぎゅーしてあげることができる。

親が真剣に叱ったことなら、子供は最初恐怖を感じたとしても、いつかはちゃんと親の思いは伝わる。

自分を怒った人で怖いけど、大好きで、抱きしめてほしい、と子供は親に対して思うのですよ。親って得です、親の特権ってやつです。

怖い他人や、ましてや鬼に対して、子供はそう思うはずはないですよね?

 

怖いアプリをみせるママはにこにこ顔、なんて状況で、子供は何を信じたらいいのでしょう。

アプリが恐怖だった子供時代よりは、親に怒鳴られた子供時代の方が幸せだと思いませんか。

 

私も最初の娘の時は、小さな子供相手に大声で感情的に怒ってしまったこともありました。でも成長した娘と今はこんな会話をします。「ママあれは理不尽だったよ、ひどかったよね~」「そうだよね~~。怒りすぎだったよね~、ごめんごめん。ママも未熟だったわ~」。おかげ様で、笑い話になってます。(でも今言われるってことは相当酷く怒ったのでしょうね・・・)

自分の思い通りにならない、言うことを聞かない相手と真剣に向き合うから、親も成長するのです。そこに信頼関係できてくるわけですね。

子供を感情で怒りすぎたらどうしますか?子供が言うことを聞かないからイライラしてしまったらどうしますか?

アプリに頼るということは、そんな自分と向き合うことからも逃げているのです。

 

子供との関係性に自信がないからアプリに頼ってしまう→親は成長のチャンスを失ってしまう→親子の信頼関係が育たない、悪循環です。

 

あなたが子供の立場だったらどう感じるでしょう。

自分が小さな子供のとき、親はいつもアプリで脅かして自分を黙らせていた、聞いてほしかったことも聞いてくれなかった、という釈然としない感覚はきっとどこかに残る、そう思いませんか?

親はちゃんと自分をしつけてくれてたんだな、なんて思えますか?

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騒ぐ子供を静かにさせるアプリ、どう使う?

子供が静かにしなくてはならない場所でぐずられると、親はイライラ。でもよかった今はスマホさえあればいいのです。簡単に子供は静かになりますよね。

例えば、子供がうるさくすると、犬が吠えてしまう、犬にほえられないように静かにする、というアプリ。これも①恐怖や罰を与えて言うことを聞かせるタイプですね。

使用の可否は子供の年齢にもよります。1~2歳の子だと、犬にほえられる恐怖が大きいかもしれません。なのでアプリ使用は要注意です。

でも幼稚園児くらいになると、犬にほえられないように~って、子供もゲーム感覚で楽しむことができるかもしれない。そうであれば親子で楽しむことができてハッピーですね。

ただこれがしつけとなるかどうかといわれれば、少々疑問。この場合のしつけとは、なぜここで、この状況で静かにしなければならないか、をしっかり教えること。

例えば公共の場であったり、静かにしなければならない状況であったり。病院の待合室とか、電車のなか、美術館。他の人に迷惑をかけない、社会のルールを守るということ。

そういうことをちゃんと教えたうえで、じゃあ静かにするために、これで一緒に遊ぼ、ならいいかもしれません。

同様に、約束を守れたらスタンプをもらえる、などの②ご褒美タイプのアプリも、親子で楽しめるようなよい使い方はあるでしょう。

ただその約束の内容が親のエゴになっていないか、親の都合の良い子をつくるためのものになっていないかなどは心しておきましょう。

アプリより人に頼ろう

そもそもアプリに頼らなくてはならないくらい子育てつらいですか?

でもアプリをつかったら子供が言うことを聞いた、ラクになった、これって何の意味があるのでしょう?

ママって大変?そうですね、本当大変です。でもね、それが親なんです。親になるってそういうことなんです。子供と向き合う覚悟が不可欠です。

どうしていいかわからなくてアプリに頼るくらいなら、親とか兄弟とか、近所のおばさんとか、ママ友とか・・アプリよりも先に頼れそうな人いないですか?

自分ひとりだけで子育て、って煮詰まっちゃいますよね。でも頼るべきはアプリじゃない。

このようなアプリに限らず、世の中一見便利なものっていっぱいありますよね。でも便利さゆえに見えなくなること、便利さとひきかえに失うものもあるっていうことを、知っておく必要があります。

そのうえで納得してつかうならいいと思います。でもきっとアプリより人に頼ったほうが子育て楽になりますよ。

まとめ

アプリをつかうことで得るものって何?失うものって何?それをしっかり考えてみましょう。

子供が言うことを聞かないというのは当たり前のこと。そこにしっかり向き合う親がいてくれて子供は成長する。親自身も成長する。親子の信頼関係が育っていく。

アプリに頼ろうとする親に対して、子供は親への信頼を育てることができない、親はどうせ自分と向き合ってくれないと思うようになる、そんな親をばかにするようになる。

 

子供が思春期・反抗期になって、急に子供がわからなくなったと嘆く親に聞きたい。

あなたは子供が小さいころから、子供にちゃんと関わっていましたか?

本当は急にではなくて、ずっとわかっていなかったのではないですか?

子供が中学生高校生の反抗期になった時、親が困惑しながらも、基本笑顔で、その状況を楽しめるようにするためには、今目の前の子供から逃げないことです。

 

しつけアプリを使いたい方は自己責任で上手につかってください。使い方によってはメリットもあると思います。

こちらの記事もご覧ください  ⇒イヤイヤ2歳!子供が言うことを聞かないときどうする?

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