子供にイライラが止まらない、たった一つの原因を消す方法

子供って親の思い通りにはなりませんよね。だから子供にイライラするのは当然!でもイライラなんてしたくない。

イライラが止まらないというのは、感情のコントロールができていないということ。


結局イライラの原因は子供じゃなくて親にある?感情を勝手につくりだしてるのは親自身なんですよね。そこに気づけば、イライラは自然消滅です。

子供にイライラするのは、子供が原因じゃない

2歳児のイヤイヤ、小学生高学年のくそ生意気さ、中学生高校生のうざ・しね連発の反抗期・・・。ホント子供って親の思い通りにならない。

子供にイライラする引き金になりうる現象は、子供がいる限り、親である限り、つきることはありません。

でもイライラの種はあっても芽をださないことはできるのです。種があっても植えなければいい、植えてしまっても水をやらなければいい。

子供にイライラするのを止める、というのはそういうことです。イライラの種を植えるのも、水をやって育ててるのも、親自身ですから。

改めて考えてみましょう。

子供の言動を、いいとか、わるいとか、判断しているのは誰ですか?誰にとって良い言動、悪い言動なのですか?

子供がどんな言動をするかというのは子供の自由です。そしてその子供の言動に対してどう感じるか、どう行動するかは親の自由です。

だから子供にイライラする原因は、実はたったひとつしかない。それは親自身がイライラすることを選んでしまっているから、なのです。

親にとって悪い言動だと判断する(イライラの種を植える)から、イライラしてしまう(芽が出る)のですよね。

そしていったんつくりだしたイライラに、こうあるべきだという親の価値感の押し付けを盛って、どんどんイライラを大きくしていく(水をやって育てる)。

これがイライラが止まらない原因です。イライラがどんどん立派に育っていくのです。

ね、イライラをつくりだしたのは親以外の何物でもありませんよね。

親がイライラするのは子供のせいだと思っている限り、子供は親がイライラしているせいで、言うことを聞かないのだ、となる。イライラを相手のせいにしている限りこの状況は繰り返されます。

親が子供にイライラする感情は、実は自分がつくりだしているのだ、ということに気づけると、それだけでもかなり前進。イライラが遠くなっていきます。

見方、受取りかたを変てみるだけでも、随分イライラがなくなることもわかります。そしてイライラという感情をつくらない癖をつけることができるようになります。

親がイライラしていないと子供も言うことを聞くことができるかもしれませんね。

止まらないイライラを止めるには、今の子供と自分を認める

もしあなたが子供にイライラしたいのなら、子供の言動を正そうとすればいい。親の思い通りにするために、力づくでコントロールしようとするといい。

でもイライラしたくてしてる人なんて、いませんよね。じゃあ、どうすればいい?その逆のことをすればいいだけです。

今目の前で起こっていることを、ただ今その現象が起こっているのだと、それ以上でも以下でもなく、ニュートラルに観るということ。

今の子供の状態、現在地を認める。イヤイヤ期なんだな、反抗期なんだな、成長してるんだな、と。

子供の言動を良いとか悪いとかジャッジすることなく、ただそうなんだ、と受け入れていれば、心はずっと静かなままです。イライラとはほぼ無縁になれて、いつもこころ穏やかに暮らすことができるのです。

自分自身に対しても、イライラしているな~とまずは気づき、イライラしてしまう自分の弱さを受け入れる強さをもつ。決して無理にイライラをおさえつけて隠すこともしないで。それが今のあなたの現在地なのですから、それでいいんです。

イライラしてる自分を認める。そんな現象が今起こっているな~と、客観的に観る、ということです。

イライラに限らず、怒りや悲しみ、恨み苦しみなど、自分の感情に対してそういう捉え方を身に付けると、自分と相手を傷つけるネガティブな感情に飲み込まれることがなくなります。

でも客観的に観るなんて言われても、よくわからない難しいよって思いますよね。一つお勧めの方法があります。無茶苦茶主観的であったとしても、客観的だと思いこむことです。

子供にイライラして激怒してしまってるとき、これは演技よって自分に思い込ませる

私、すばらしい女優でしょ、ってかんじ。するとだんだん本当に演技でイライラしているだけだという気がしてきて、いいかんじに自分を客観視できてくるのです。

さらにその場から一歩ひいた位置で、その女優が演じてる舞台なり映画をみているつもりになるといいいです。

ほら、意外に簡単に客観視できたでしょ。

もうイライラに飲み込まれている自分はいなくなってるでしょう。


昨日をリセットして、今日を感謝でスタートする

やらなきゃいけないことがたくさんあって、その優先順位がちゃんとついていなかったり、整理できていなかったりすると、頭の中がわさわさしてイライラがちになってしまうことありませんか?

まずは目の前のことに、ひとつずつ丁寧に集中して取り組むということを、日々の習慣として実践していきたいですね。

その日一日の、真新しい子供とまっさらな気持ちで真剣に向き合う、ということもそのひとつです。

今日の子供のいいころをたくさんみる。今子供がやってくれたことに感謝する。今子供が話していることを真剣に聞く。子供が嬉しかったこと辛かったことに共感する。

今ここに子供がいてくれること、その存在に感謝する、というように。

昨日、子供がやらなかったことや、子供が親に言ってしまった酷い言葉、そんなことへのヘンなこだわりを頭のなかに残したままにしないでくださいね。ただでさえメモリー不足気味の脳がパンクしてしまいますから。

毎朝笑顔で鏡に向かって、「子育てって楽しい!」や「○○ちゃん、大好き!」などの言葉を10回唱える。こんなルーティンワークをつくってしまいましょう。

そうすれば一日が笑顔で始まるはずです。言霊ってあるんです。心や行動がどうであっても、まず言葉が先でいいんです。

言葉の力をつかうのは手っ取り早くて、とても効果的なリセット方法だと思います。

朝のママの笑顔は家族の活力のもとですからね!

子供にイライラしてるのに気付いたら、呼吸に意識をむける

イライラするつらい心を、心や思考でコントロールしようとしても、それはなかなかに難しいことです。

心を整えるには身体をととのえる方が簡単。心と身体はつながっているからです。

何かいいことがあってやった~!ってなっているときは、自然にお腹に力がはいっていて背骨もスッキリとのびていますよね。胸もひらいています。

でも人の悪口を言ってる時の姿勢ってどうですか?ちょっと前かがみになって背骨もまるくなってませんか?胸も狭くなっていますよね。

ストレスがあるときはみぞおち(横隔膜)が確実に硬くなっているものなのです。

だったら、まず身体を柔らかくしましょう。その方が絶対簡単。いや別に180度べったり開脚しろ、なんて言ってるわけじゃないので安心してくださいね。

第一歩は丁寧に呼吸を感じること。呼吸で柔らかく身体をほぐしていくのです。

ゆったり呼吸すると心は穏やかになる

子供にイライラが止まらない、さてこんなとき、あなたはどんな息しているのでしょう?きっと、呼吸は早くて浅い。これは戦闘モードの時の息です。相手と戦おうとしているとき。意地でも勝とうとしているとき。

自律神経の交感神経が優位になっている状態。交感神経は昼の神経、活動のための神経です。そしてアドレナリンという神経伝達物質が出まくってるんですね。

このアドレナリンというのは、怒りによって過剰分泌されます。そうすると興奮して感情のコントロールができなくなってしまうのです。

そこまでいってしまうと、もどってくるのが大変。イライラが暴走して止まらない~となるのです。だれか止めて~と親は心のなかで叫んでいるのかもしれませんね。でも止めるのは自分です。

自律神経というのは基本、自分の意志でコントロールできません。自分の意志とは関係なく、交感神経と副交感神経がバランスをとって働いてくれていて、心身をよいように導いてくれています。

でもそのバランスが崩れてしまこともよくあって、それが健康を損なう大きな原因になるのです。

イライラを止めるためには、闘争ホルモンアドレナリンに去ってもらう。そのためには副交感神経を優位にしなければなりせん。副交感神経というは夜の神経、リラックスのための神経です。

腹式呼吸でゆったりと深い呼吸ができれば、だんだんと副交感神経が優位になってきます。

呼吸は意識すれば、自分の意志でコントロールできますよね。だから呼吸は唯一自律神経をコントロールできる手段なのです。呼吸で感情をコントロールするというわけです。

このように呼吸への意識が、心身にもたらす効能は計り知れません。

ただ実際いつもストレスにさらされている人にとって、深い呼吸をしろと言われても、意識するだけで簡単にできるものでもないのです。横隔膜や肋間筋などの、いわゆる呼吸筋がガチガチに硬くなってしまっているからです。

だから身体を動かすことが必要

身体は使うことによって柔らかくなります。呼吸筋がほぐれれば、深い呼吸ができるようになる。同時に心もやわらかくなっていくのです。

ヨガやストレッチなどをとりあえず実践してみるなど、運動習慣のない方は少しずつでいいので心と身体の健康のため、運動する時間を確保することを強力にお勧めします!

まとめ

親がイライラしてるより、親がニコニコしてる方が子供は嬉しい。

眉間をさわってみて。イライラでしわがよってるなって思ったら、指で平たくのばします。そして次は指で両方の口角をあげます。ほらママの笑顔ができました。

その笑顔を保ったまま、子供に優しい言葉で語りかけてください。

優しい言葉は優しい表情でしか言えません。ムリにつくったはずの笑顔が心からの本当に優しい笑顔になっているでしょう。

これで子供にイライラする原因はなくなりましたね。

イライラの原因をつくったのは親だから、その原因をけすことができるのも親なのです。

子供にイライラするのを止めたいと思うなら、今までと違うことを何かひとつでも始めてみてください。少しずつ習慣にしていきましょう。

感情をコントロールするために、呼吸のコントロールを習慣にできると最強ですよ!

こちらの記事もご覧ください  ⇒子供が言うことを聞かない!イライラしない対処法はこれ

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