子供のしつけにはもうお手上げ。施設にいれたら何とかなる?

どうやったって子供が言うことを聞かない。自由気まま自分勝手。ルールは守らない。ちゃんとしつけしょうと、ずっと頑張ってきたけどもう無理。疲れた。

そういう時もあるでしょう。施設に預ければいい子になって戻ってくる?子育てそんな単純だといいんですが。

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呼吸を整えて目を閉じてみれば、見えていなかったものが見えてくるかもしれません。

子供を預けるなら、しつけの価値観に共感できる施設にする

施設ってどんなものをイメージしてますか?ビシバシと子供を 厳しくしつけてくれるところ?親の言うことをなんでも素直に聞く子供を作ってくれるところ?

まるでペットのしつけのように、主従関係ありきで子供を服従させるところ?子供の個性を無視した画一的なしつけを励行するところ?

私は、しつけと施設という言葉からは、あのいろいろ事件があった、なんとかヨットスクールみたいなのしか思い浮かばなくて、どうしても良いイメージを持てません。

あなたは施設に何を期待しているのでしょうか?

あなたは、もう自分ではしつけができない、 施設に預けるしかないと思い悩んでいるのでしょう。

子供を施設に預けるというのは、子育てずっと頑張ってきたけど、もう辛くて苦しくてどうしようもない。これ以上頑張りすぎると、自分自身が壊れてしまう。そんなギリギリのとこでの選択だと思います。

だから、子供を施設に預けること自体は悪いことでもなんでもない。

でも忘れて欲しくないのは、あなたにとってのしつけって何なのかってことです。

自分自身の中で、こういうしつけがしたいという思いがある、でもどうしてもそれを子供に伝える術がわからない。そんな時、施設を頼るのは方法の一つです。

でも、あなたの思うしつけと、その施設のしつけに対する考えが一致していないと、預けることによって一時的に楽になることはできても、長期的にみて根本的な解決にはなりません。

親子関係はどんなに嫌でも、夫婦と違って一生涯切ることはできないからです。

もし自分の望むしつけを代行してくれると思える施設が見つかったら、そこに子供を託すことでよい結果が生まれるかもしれません。

正直そういうところを見つけるのは至難の技だと言う気はしますが。仮に、前述のなんとかヨットスクールのようなスパルタ教育施設だって、あなたの価値観と合う、信頼できるというのなら、預けたっていいんですよ。

でも、自分のしつけに対する考えがはっきりしていなくて、ただ子供を厄介払いをするかのように、いなくなりさえすればいいと思っている。預かってくれるところならどこでもという気持ちで施設を探している。もしそうなら施設に預けても親子関係はどんどん辛くなる方向へしか向かいません。

子供の社会的養護とは?家庭養護と施設養護がある

ひとくちに施設といってもいろいろな形態のものがあります。ここでは公的なものを紹介します。私設とは違って、子供が言うことを聞かないから、ぐらいでは預かってもらえないし、希望したから入所できるというものでもありません。

とりあえず児童相談所で話を聞いてもらうというが第一段階でしょう。

「社会的養護」とは、子供の養育が家庭では困難という場合、公的責任でその家庭に対して支援を行うことを言います。

親が病気であったり、離婚や虐待で親が子供を育てられない場合、虐待によるトラウマを持った子供、障害を持った子供、夫の暴力(DVドメスティックバイオレンス)に苦しむ母子なども支援する施設です。

「家庭養護」と「施設養護」があり、前者は子供を養育者の家庭に迎え入れて養育を行うことや里親制度が該当します。後者には種々の形態があり、授産施設、乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、障害児入所施設などがあります。

また、各都道府県及び指定都市には児童相談所というのが設置されているので、 まずそちらに相談してみましょう。

子供に対する支援だけでなく、根本的な解決のために、子供と保護者両方、家庭そのものに対する支援も行っています。  相談には、所長、児童福祉司、児童心理士などの職員、 精神科医・小児科の医師、 要指導員保育士などの専門職の方が当たってくれます。

普段子育ての辛さを聞いてくれる人がいないというのが、もしかたら、あなたがここまで思い詰めるようになった原因かもしれません。

そのツライっていうこと、とにかく誰かに聞いてもらいましょう。それだけで随分気持ちが落ち着いたりします。

そしてもし児童相談所で施設への入所が必要だと診断・判定されたら、手続きや準備を進めていくことになります。

短期入所施設を利用できる場合もあるので、数日間~1週間くらい子供を預けて、その間にお母さんがエネルギーを充電する、ということも可能です。

本当に子育てが辛くなった時、物理的に一定期間子供と離れてみるというのは、よい結果につながることも多いのです。親子の関係性を見直す良い機会だと思います。

施設に預けるかどうかはともかく、相談ができるところがある、こんな施設もある、もうダメだと思ったら他人に頼ることもできる。そう思っていれば少しは気持ちが楽ですよね。

子育てを一人でがんばりすぎないでください。

子供はみんなの宝です。産んだのはあなたかもしれませんが、社会全体でその子の幸福を願い大切にするということは、私たちに与えられた特権ですからね。みんなで育てればいいんです。

子供を施設にいれただけでは何も解決しない

子育てが辛すぎる時というのは、 もともと心身の状態が弱っているわけです。そういう時にはネットの情報などにも振り回されやすくなっています。

落ち着いた冷静な精神状態でなら、これおかしいなとか、ちょっと怪しくないって感じられるようなこと、それが判断できなくなっているかもしれません。

誇大宣伝を素晴らしいもののように信じ込んでしまうこともあるかもしれません 。

世の中すべてに疑心暗鬼になるのは逆に問題ですが、弱っている人相手にあこぎな商売をする人がたくさんいるのも現実です。

子供を施設に入れさえすればなんとかなる、という安直な考えにとりつかれてしまったら、ひとりで思いつめないで、夫なり親なり、信頼できる誰かに相談していったん深呼吸を入れることは必須です。

自分だけではどうしようもなくなった時、頼れるものに頼ることはとても良いことで、遠慮なくどんどん実行するとよいですね。でも頼る相手を間違えると大変なことになります。依存心が強すぎると自分自身が消えてしまうのです。

厳しい言い方ですが、最終的に自分を救えるのは、自分だけです。

今辛いと感じている子育てを、楽しいものにするために必要なことは、子供を変えようとすることではなく、自分が変わることです。

施設に入ってしつけをされて子供が戻ってきたとしても、ママがそれまでと全く変わっていなければ、また同じようなことが繰り返されるだけです。

本当は変わるというよりは、今あるものに気づくということなんです。あなたが囚われているあなた自身がつくりあげたフィルター、それを捨てることができたら今は全然見えていないものがクリアに見えてきます。

そこはあなたに対する評価も子供に対する評価もない世界です。

そこにあるのは、ただいてくれてありがとう、という子供の存在そのものへの感謝だけ。親子の関係性は自ずと変わってきます

参考:子供が言うことを聞かない!イライラしない対処法はこれ

自分が何かを変えれば、周りの状況は変わってくる

子育てって、実は徹底的に自分と向き合う作業なんですね。そこから逃げていては子供との良い関係性は築けません。自分との良い関係性は他の人間関係構築のための土台になるのですから。

まぁそんなこと言われても、なんだか小難しいなあ、説教くさいなぁで終わってしまいますよね。

要するに子育て嫌だなぁ辛いなぁって、うじうじ悩み続けているだけでは、何も変わらないということです。

じゃあ、その第一歩として具体的にどうしたらいいのか?ってことですね。

一気に頑張らなくてもいいから、自分の思考のくせに気づいて、これまでと何かひとつ変えてみませんか?できそうなことはないでしょうか?

例えば、自分をダメな親だと思わないこと。子育てうまくいってないけど別にいいやって思うこと。子供のこと可愛いいと思えない親だっているよと開き直ること。

今の苦しい状況を誰かのせいにしないこと

仮に自分が子供の頃、親に暴力を受けたとか、認めてもらえなかったとか、それが事実であったとしても、そんな過去なんかに今のあなたを不幸にする権利を与えないようにしましょう。

子供のせいだとも思わないこと。もっと聞き分けのいい子だったら、親の言うことをよく聞く子だったら、なんて「もし」を想定することは意味はないですよね。とんでもない子供だけどまぁいっかって思ってればいい。

自分の良いところを見つけること。子供以外に興味を持つこと。 子供のことを忘れて何かに集中する時間を持つこと。

難しいですか?どれもできそうにないなって言うなら、何も考えなくていいので身体を動かしてみましょう。

苦しい時というのは身体もガチガチに固まっているんです。心の状態は常に身体の状態に現れます。心と体は繋がってるものだから。

すでにネガティブが蓄積されている身体を無視して、頭であれこれ考えて、 苦しい思いから抜け出そうとしても、なかなかに難しい。逆にネガティブのループにはまり込んだりしてどんどん苦しくなってしまいます。心と繋がってる身体を整える方が簡単です。

参考:子供にイライラが止まらない、たった一つの原因を消す方法

子供はあなたのことが大好きです

子育てを辛いと感じているお母さんは、自分を肯定できていないから、子供のことも肯定できてないという人が多いなって感じます。子育てに自信が持てなくてだから他人に振り回されて、母親としての自分の評価を気にしてしまう。

逆に子育てを楽しんでるお母さんっていうのは、自分が大好きで、子供が大好きで、子供がママのこと大好きってよく知ってて、自分の子育てに自信を持ってる人が多い。子供を怒ることはあっても、適当に家事に手を抜くことがあっても、子供が勉強しなくても、きらきら笑顔でいれる人たちです。

子供が問題児(何をもって問題児と言うのか私にはよく分かりませんが)になるのは親がちゃんとしつけてないせいだ、 親の愛情が足りないせいだ。 と言ってしまうのはとても簡単だし、正論のように聞こえます。

でもそう言われるのが怖くて、子供が問題児にならないように厳しくしてしまうお母さんっていると思うんです 。悪循環のスタートです。

そんなこと言う人がいてもほっとけばいいんです。 お節介焼きであなたの子育てにいろいろ口を出してくる人はいるのかもしれないけれど、そんなのヘラヘラして聞き流しとけばいいんです。

安心してください。愛情のない親なんていません。でも愛情の伝え方を知らなかったり、自分がいっぱい愛情持っていることに気づいていない親はいるのです。

あなたは自分の中にたくさん愛が溢れていることに気づいていますか?

子供ってね、ママが大好きなんです。もしあなたの子供がこの子は自分のこと嫌いに違いない、なんて感じるとしたら、きっとその子はあなたと同じで愛情の表現下手なんですね。

ありがたいことに子供って本当に無条件に親のこと大好きです。 神様が母親っていう存在を救うために子供にそうプログラムしてくれたのかなって思ってしまうくらい 。

自分のことを大好きでいてくれる人がいる。もうそれだけで十分あなたは素晴らしい存在だと思いませんか?

あなたはあなたであるだけでいいんですよ。それに気づいて欲しいなって思います。

どうしても自分を認めるのが難しいっていうのなら、まずは子供をそれでいいよって認めてみませんか。まずは子供の良いところを探してみて。たくさんあるから。そしたらだんだん今あなたが子供の短所だと思ってるところさえ、よさに思えてきます。

子供もあなたと同じで、そこにいるだけで素晴らしい存在なのです。

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親にしかできないしつけがある。しつけは個人に行うもの

もしできることなら施設に頼らないで、自分で子供を育てられるといいですね。

施設がしつけてくれるのは、世間一般の正しいとされる社会常識。言い換えれば没個性のしつけである可能性が高いからです。それはみんなと同じがよいことだという思考を強要するしつけです。

子供一人一人には個性があるので、同じ親の子供でさえ、子供によって必要なしつけと必要でないしつけがある。同じように育てたのに、とは親が兄弟に対してよく言うセリフですが、たぶん本当は同じようになんて育てていないのです。

少なくとも私はそうです。もちろん私の親としての信念で姉弟全員に共通するしつけというのはありますが、その子にしかしないしつけというのもあります。

子育てって子供が三人だったとしても、母親一人対子供三人、ではなく母親一人対子供一人が3組ある。そう思って取り込んだ方がうまくいくと思います。

その子に合った個人に対するしつけは、施設では難しいでしょうね。

私自身はしつけって親の特権だと思ってます。私はそんなせっかくの特権をみすみす人に明け渡すようなことはしたくて、だからいつも自分と子供に真剣に向き合ってます。

まとめ

いろんな親がいて、いろんな子供がいて、いろんな親子の形がある。だから施設に入れることがいいとか悪いとかいうことではないと思います。

親が悩んで十分検討して納得した上で子供を施設に預けるというのなら、きっとその親子にはそれがベストの形なんです。

ひとつ確かなのは、全てのお母さんにとって、子育てって、逃れることのできない人生の試練であり修行であるということです。施設にいれたって逃げ通せるものじゃありません。そして永遠に悟りに到達することはできない修行。

だったら、どうせなら楽しんでやりましょうよ。ひとつずつ、ひとつずつでいいから。

子供はあなたに最大の試練を与えるものかもしれないけれども、間違いなく世界中の何よりも癒しを与えてくれるものです。

こちらの記事もご覧ください  ⇒言うことを聞かない子供を、施設に預けたいなんてダメ親?

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