子育てのイライラで自己嫌悪!抜け出すための5つのステップ

子育てにイライラはつきません。思い通りにならない子供につい怒鳴ってしまったりして自己嫌悪になるなんてことは、きっと誰にでもよくあること。でもみんなそうだからって安心して、その自己嫌悪の状態放置するのはやめましょう。


自己嫌悪になってるママなんて子供は嬉しくない。5つののステップを実践して、ニコニコ笑顔のママになりましょう 。

⑴自己嫌悪になるのはどんな時?パターンに気づく

子育てでイライラする事っていうのは別に珍しいことでも何でもありませんよね。 そのイライラと上手に付き合うことができれば、何の問題もありません。

でも上手に付き合えていないから自己嫌悪になってしまう。

じゃあ、もう自己嫌悪だ~って落ち込む時って、具体的にどんな時ですか?イライラしただけなら、多分自己嫌悪にはなりません。

イライラして子供に対して怖がらせるほど酷く怒鳴ってしまったり、手をあげてしまったり。そんなに悪いことしたわけじゃないのに、感情だけでひどく怒ってしまった、子供に申し訳なくて、後悔だらけ。例えばこんな状況で自己嫌悪になってしまうのかもしれません。

自己嫌悪になってもそれが一時的なものなら、これまた何の問題もないんです。でも自己嫌悪状態が慢性化してしまうと親も子も辛くなる

ママがいつもネガティブな感情に支配されて暗い顔していると、子供は不安になる。良い影響を与えませんよね。

自己嫌悪になってしまう時のパターンって意外と決まってるものです。それに気づいてその時の状態をまずしっかり分析してみましょう。

あなたはどんな時に自己嫌悪になるのでしょうか?それはどのくらいの頻度で起こってますか?その自己嫌悪は一時的なもの?それとも長引くものなのでしょうか?まずはパターンに気づいていきましょう。

⑵自己嫌悪にならない状況に置き換えてみる

自己嫌悪になってしまうような状況を分析できたら、じゃあその状況のどこをどう変えたら自己嫌悪にならないですんだのか、シュミレーションしてみましょう。

例えば、「子供が聞き分けなく酷く泣いたから、イライラして子供を叩いてしまった」こういう状況で自己嫌悪になったとしましょう。少し置き換えてみますね。

①子供が聞き分けなく酷く泣いたから、イライラしたけど、深呼吸して~落ち着いてねって言ってあげれた。子供は次第に泣き止んでくれた。

②子供が聞き分けなく酷く泣いたから、何かあったのかと心配になって、どうしたのって聞いてあげた。子供の思いをちゃんと聞けてほっとした。

こんなかんじでしょうか。ね、これなら自己嫌悪になりそうじゃないですよね。

「叩いてしまった」という、既に起こってしまったことについて、何で叩いちゃったんだろう、私ってひどい母親・・・と、グダグダと思い悩んだところで状況は何も好転しません。もう起こってしまった現象なのですから、それを変えることは不可能です。

そうか、そういう対応もありだったな~と自分で気づけば、前向きに捉えて、次同じような状況になった時には違う対応ができる。

そうそうこないだちゃんと分析したからわかってるもん、シミュレーション通りここでは深呼吸って言ってみよう、なんて思えればいいですよね。

癖になってしまっている思考や行動のパターンは、よほど意識しないと変えていくことはできません。自分の言動をどうかえていくか、あなたが決意しなければなりませんよ

⑶同じ状況が起こったとき、違う対応をとる!

イライラする状況のパターン分析と行動の置き換えシミュレーションができたら、それを実行していきましょう。上の例で言うと、叩いてしまったということは、はっきり言って失敗です。でも失敗は繰り返さなければいい。自己嫌悪も子育て中の大事な体験のひとつですしね。

深く自己嫌悪に陥る前に、しっかりとその分析と置き換え練習をして、次の行動に活かしていく。そういう癖をつけましょう

自己嫌悪にならないために、イライラしない練習をするのは有効なひとつの方法ですが、イライラしてしまったのは仕方のないこととして、その状況への対応を変えてみる練習をするのもひとつです。

少しでいいから対応を変えてみる。もしかしたらその対応もあまり良い結果を生まないかもしれない。だったらまた別の対応を考えてみる。少しづついいから変えていきましょう。

ただやはり変えることはそんなに簡単ではない。だから事前のシミュレーションが大事になってくるわけです。何度も練習すれば本番でうまくいきます。子供を怒ってしまった後の、状況置き換えシュミレーションを習慣にしてこそできることです。

子育ては試行錯誤です。そういう作業を繰り返すことによって、親子関係が豊かに育つ対応が見つかります。

だんだんと親としての自信ができてくる。そのうち自分にとっての子育ての正解が見つかります。その頃には自己嫌悪とは無縁になっているでしょう。

まあそもそも少し失敗したからといって自己嫌悪になる必要はなんですけどね。自己嫌悪になってる暇があるくらいなら、自分が子供のためにどう変われるかを考えて、さっさと行動に移していきましょうね。

あなたが変われば子供も変わります。

⑷イライラや自己嫌悪の原因を、徹底的に自分のせいにする

再び上の例です。私は体罰には絶対的に反対ですが、ちょっと叩いてしまったっていう程度なら、親だって人間です、実際たまには起こってしまうことでしょう。仕方のないことだろうな~とは思います。

でも、叩いたことを「仕方ない、誰でもよくあること」と自分を納得させないでください。 そんな思考で自己嫌悪から抜け出したとしても、それはその場しのぎです。

一時的にそれで楽になるのは確かですが、それで納得してしまうと、子育てはだんだん苦しいものになっていきます。

叩いてしまった原因は、子供が言うことを聞かなかったせいだ、自分は悪くない、とどこかで思ってしまってるってから、開き直ることができるわけです。相手に原因を求めている限り、何も変わりません。

自分に甘すぎると、失敗を繰り返すことになります。叩いてしまった原因は、親が自分の感情のコントロールができなかったからです。 泣いている子供を黙らせようと力で抑え込んだ結果です。

原因を自分にすると、子供をどうすれば思い通りにできるか、ではなくて、「自分がどうすれば状況を改善できる?」ということに結びついていきます。

それをいろいろ試みて実践した上で行き着いた「仕方ない、まいいか」はよいことです。何もせず努力を放棄した「仕方ない」と混同にしないようにしてください。

自己嫌悪にならない方法は、 なんでも徹底的に自分のせいにすること。どんな問題も、自分が原因なら自分で解決できますからね。様々なストレス現象はすべて自分で解決できるのです。

ストレスがなくなると、子育てでイライラすることもなくなる、だから、叩くことなんてない。自己嫌悪になる状況は起こりませんね。

⑸子育てで頑張るべき方向性を検証する

頑張りすぎるお母さんは自己嫌悪になりやすい、というのはひとつあると思います。でも厳しい一言を言わせてもらうと、それは頑張りすぎてるからではなく、頑張る方向性を間違ってるからなのです。

子育てぐらい頑張りすぎていいと思います。真剣に、一生懸命子育てやって、でも自己嫌悪になんてなるどころか、子育て楽しくてたまらないっていうお母さんだっていっぱいいます。

私がヨガティーチャーとして感じることを少しお話しますね。

ヨガを一生懸命やってる人の中には、難しいポーズをできるようになることに必死になる人がいます。やりすぎだろう、なんでそこまで?ってほど必死に練習する。自分の体の構造や自分にそのポーズが必要かどうかなんて全く無視。結果身体を痛めてしまったりするのですね。そしてそんな自分を責めて自己嫌悪になってしまう。

こんな人もいました。すごく一生懸命やっているのに、周りの人が簡単にできているポーズができない、 どうしても股関節が開かない、 それが辛くてもうクラスに参加できない。

一生懸命やってるにもかかわらずできない、ということを悪いことのように思ってしまって、他人との比較からくる嫉妬心もプラスして、そんな自分を認められない。そして自己嫌悪になってしまう。

いつも真面目にやってるので筋肉は十分に柔らかい。だから股関節の硬さは関節の骨の形と構造が原因です。骨の形に良いも悪いもないですよね。股関節を開かせるために骨を削ったほうがいいと思う人なんていないでしょ?

でもヨガを始めた頃は目標を達成することだけに囚われすぎて、こんなふうに自己嫌悪に陥る方たちも、 長く続けていくことで自分にとって大切なことが何なのか気づいていきます。そうなった時に本当の意味でポーズが活き活きと美しく、変わっていくのです。

子育てにおいても、あなたが自分の中での理想の母親像や理想の子供像に囚われすぎること。子供の思いや適正を無視して、あなたが勝手に子供のためと思い込んで設定した目標に無理やり到達させようすること。

あなたの頑張りがそんな方向性に向かうとき、思い通りになれない自分や子供に対してイライラ感が募り、自己嫌悪になってしまう可能性は高くなります。

自分自身と向き合うこと、子供と向き合うこと、受け入れること、認めること・・・頑張って実践したいことはたくさんあります。頑張らなくても自然にできるようになるまでは、とにかく真剣に頑張り続けたい。

頑張りすぎていいのです。むしろ頑張りすぎを目指したい。それが子育てであり、あなたが親として成長していく大切な過程なのです。そうして頑張ってる自分に対しては自己嫌悪になることはないでしょう。

まとめ

子育て中のお母さんにとって一番大事なことは、自分を大好きになることだと思います。

自己嫌悪になんて浸っている場合ではありません。もし自己嫌悪になってしまったら、さっさとそこから抜け出す5つの方法を実行しましょう。

子育てなんて頑張りすぎてなんぼです。一生懸命子育て頑張ってる自分を、褒めることはあっても、嫌いになんてなることないでしょ?自己嫌悪になってるヒマなんてないくらい子育てに真剣になればいいのです。

とはいえ、今まで生きてきた歴史の中で、どうしても自分を好きになれない現実があったりして、自分を好きになってもいいということさえ知らないお母さんもいるかもしれません。

でも 自分のことを愛していない人が、自分以外の人のことを本当に愛せるとは思えません。自分を愛するということと、人を愛するということは同じことだからです。

自分を愛するというのは、自分さえよければいいという自己中心的なエゴの感情ではなく、自分が一人だけで生きているわけではないという、生かされている存在としての自分を愛しく思う、世界とのつながりの中で感じる感謝の気持ちのことです。

自分の存在を大切に思えるから、 同様に自分以外の存在も大切に思える。それは自分と他人を区別しない、すべてのものはつながっているという幸せな感覚です。

イライラや自己嫌悪で、もう自分のことも子供のことも大キライ。子育てなんて無理。そうなる時もあるでしょう。 そういう自分も許して認めてあげて。慈しんであげてください。

あなたが本当に自分のことを好きになれた時、あなたよりもあなたのことを好きでいてくれる大切な人の存在に気づきます。

その人の大切な存在であるあなたを、もしあなたが嫌いだったりしたら、その人にも失礼ですよね。あなたはいつでも、あなたを大好きでいいのです。

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