子供にイライラしてつらい、育児って大変。旦那さんにはそれをわかってほしい、労わってほしいですよね。
それなのに育児方法に文句つけてこられたら・・・教育方針が違うってストレスです。こんなに価値観の違う人とこのまま一緒に子育てしていけるのか?悩みますよね。
価値観の違いをどう受けとめるか?夫婦一緒に子育て楽しみましょう。
父親と母親の教育方針が違うとよくない?合わせるべき?
子育てしてると、夫と意見が違う、子育て方針が違うと悩むこと、よくありますよね。
両親の教育方針が違うと子供が混乱するので、話し合って意見は揃えておきましょう。なんて育児専門書には載ってたりする。でもそんなの、なんか変な気しませんか?
私は、両親の教育方針は違っていていい、と思っています。
だって人それぞれ価値観があって、自分の価値観でしか生きていけないからです。
その価値観に正しいとか、間違ってるとか、ってないのです。
価値観を変えることは並大抵の努力ではできないし、無理にその価値観をそろえたふりをすることなんて、不自然なのではないでしょうか。
価値観を認め合う、それが大事です。
パートナーの教育方針と自分の価値観が合わないと感じたら、それを相手に伝えることは大切。
自分はどういう教育方針を、どういう価値観に基づいて、もっているのか。
お互いに伝えあうことで、お互いをよりよく知ることになり、子供の両親としての新たな関係性が構築されていくのです。
子供にイライラする要因は、価値観が違えば、違ってくる
あなたが一生懸命子供を叱っているのに、旦那さんがよこから口をだしてくる。しかも子供をかばってママ否定。こういうの、ほんとカチーンってきます。だいたい事情もよくわかってないくせになによ、黙って、ってかんじ!?
逆に旦那さんがあなたはどうでもいいと思うことで、子供に厳しく言ってたりすると、つい口をはさみたくなる。そこで口を出してしまって、子供を叱っていたはずが、なぜか夫婦喧嘩になってしまってたりして!?
あなたはこんな経験ありませんか?実は私はよくやっちゃってました。
こんな状況はパートナーの価値観を間違っている、自分が正しい、と思っているから起こってしまうのですね。
だいたい子供のどんな行為にイライラするかというのは、その人の価値観によるものなので、それぞれ違うのです。
だから父親(母親)が子供を叱っている時には、もう一人は原則口をださないほうがいい。
どうしてもその場で自分の考えを子供に伝えたいと思うのなら、相手の考えを否定しない方法で誠意をもって伝えましょう。相手の価値観を尊重するということですね。
パートナーが子供に話していることに、違うよなーと感じる時でもその伝え方は大切。
例えば、自分は赤信号では絶対渡ってはいけないという考えをもっているとする。でも夫は、車が来てなかったら自分の判断で渡ってもいいぞ、なんて子供に言っている。
ここで、「何言ってるの、ルールでしょ!赤信号では絶対にとまらなきゃダメよ。」と言ってしまうと、夫をを否定することになる。
だいたい子供はママのほうが好きなので、ママのいうことが「正しい」と思ってしまいます。
そして赤信号で渡る人は「悪い人」、という固定観念をもつことになるのです。パパってダメだな~となるかもしれません。
子供の年齢にもよりますが、どっちもありじゃない?くらいに、自分の考えは伝えつつも柔軟に対応すればいいだけのことです。
うるさいクチだけ旦那には、実際にやってもらう
育児についての価値観を伝えあうことは大切ですが、そもそも伝い合えるだけの関係性ができていない場合があります。
あなたは伝えようとしているのに旦那さんは全くきく態勢ができてないという場合。
自分だけの価値観「こうあるべきだ、これが正しい」の思い込みを、育児方法についても平気でおしつけてくる旦那さんが相手だと、ひと苦労ですね。
夫に自分の育児方法にいろいろケチつけられてうんざり。子供にイライラより旦那にイライラ。こういうケースは意外と多いものです。
全く母親というもの、女性というものへの敬意が感じられない。
はい、もうこんな旦那さんは見捨ててしまいましょう!といいたいところですが、簡単にそういうわけにもいきませんよね~。
育児の大変さなんて、経験したこともないくせに、ああしろ、こうしろ、それじゃダメだ、なんてね。
あげく、「そんなんじゃ子供がかわいそう」とか、「お前がだらしないから、子供もだらしなくなるんだ」とか、「俺が母親だったらもっとうまく躾できる」、とか。
自分の母親と比べる発言まででてきたりしてw
誰にも手伝ってもらえないで、ひとりで子育てって辛いけど、こんな夫だと、一緒に子育ての方が辛いかもしれません。でもそんなの悲しいですよね。
言葉で伝えるのが難しいのなら、経験してもらったほうが簡単です。
旦那さんに実際に見本をみせて、ってお願いしてみる。
もし、そんな離乳食じゃダメだろ、なんて言われたんだったら、「そうよね~、私も悩んでるんだ、いろいろ試してみたんだけどね。どんなのがいいのかな?つくってみてもらえると助かるな~」、なんてね。
それがどんな代物だったとしても、つかえないじゃん、って感じたとしても、そこは、一緒にやってくれたことに感謝する。
「ありがとう、こういうのもいいね~」なんてほめて、おだてておく。
実際にやってみたことで、旦那さんは旦那さんで何か思うところがあるはずです。
思い切って数時間、勇気があるなら丸一日でもいい、ママはどこかにでかけてしまうっていうのもいいですね。そうして旦那さんと子供だけにしてあげることも有効です。
体験してもらって、育児の大変さを思い知ってもらいましょう(笑)旦那さんの価値観が変わってくるかもしれません。
旦那さんの歴史を思いやると、否定はなくなる
まず、自分の子育てに対しての価値観について、なぜ自分がそんな価値観をもっているのかを考えてみてください。
そうすると、自分が子供のころ親にされていたことが根っこにあったりすることに気づきませんか?
自分は親にこうされてうれしかったから、子供にもこうする。逆にこう言われてすごくイヤだったから、子供には絶対にしない、とか。
私自身の話をさせてもらうと、私は三人姉妹の長女なのですが、ことあるごとに「お姉ちゃんでしょ」を連発され、いろんなことを我慢させられてきました。
妹とケンカをしても「お前は貫禄がないな~」といつもあきれられた表情で怒られる。何か言おうとすると「言い訳は聞かん」とぴしゃりとはねつけられる。
お姉ちゃんっていったって、そんなに歳が離れているわけじゃない、同じ子供なのに。貫禄なんてあるわけないやん、言い訳じゃないもん。私はいつも心のなかで親に訴えてました。ちなみに私の両親は二人とも末っ子です。
だから私は自分の子供には「お姉ちゃんだから」を絶対に言わない。それに付随する、だからしっかりしなさい、とか、貫禄もちなさい、とか、我慢しなさい、とかも全部。
そして子供の言い分は気が済むまで聞いてあげよう、って決めていたのです。(そのせいなのか、長女は、ひとりっ子?って、なぜかよく聞かれるそうです。)
と、こんなふうに、自分の育てられた環境、体験が、価値観をつくっているわけですね。あなたも何か思いあたりませんか?
同様に旦那さんもそうなんです。
だから相手がそういういう価値観をもっているには、それだけの背景や歴史があるということ、それを思いやってみてください。
あなたがちょっとやそっと何かいったからって、その価値観が変わるものではないこともわかりますよね。
お互いに相手の価値観を認め、尊重するというのは大切なことです。
旦那さんが何と言おうと、あなたらしい子育てをすればいい
そして、それはあなた自身についても同じ。
旦那さんがあなたの価値観を認めてくれなかったとしても、あなたは自分の価値観を認めてください。この価値観で生きていっていいんだ、という自信をもってください。
それは自分の価値観はこうだから、これでいい、変える必要はない、と固くなになる、という意味ではありません。
価値観は本気でかえようと思えば変えることはできるし、変えることで幸せになるのなら、変えたほうがいいいのです。
そこまででなくても、相手の言うことに、それいいねって思えるなら、子育てのやり方を少しかえてみればいいですよね。
ただ無理して相手に合わせることない、ということです。合わせてはいけない、のです。無理をしたひずみはどこかで必ず爆発してしまいます。熟年離婚なんていうのは、その典型なのでしょうね。
あなたはあなたらしい子育てをすればいい。よく言われることですが、子育てに正解はないのです。
だから自分が信念をもって子育てするしかない。
文句を言う旦那さんには言わせておけばいい、聞き流しておけばいい。いちいち、夫の言葉に反応しなくてもいいですよ。
旦那さんは四六時中あなたを監視しているわけじゃないですよね。言葉悪いですが、夫のいる時だけ、適当にいい顔してあしらっておげばいいのです。
パパ育ても大切ですが、育てにくい夫なら、無理になんとか変えようと思ってもしんどいだけ。合わせようとするのもストレス。
そういう人なんだな~と、受け入れる、認める。
そして何よりも、今目の前にいる子供に、あなたらしく向き合うことを優先しましょう。
今、一番大切な仕事に集中して向き合う、ということです。
まとめ
子供にイライラするのは、自分の育児方法を旦那さんが認めてくれないことが原因になっていることもよくあります。
でも夫婦で価値観が違うのは当然。教育方針も違っていて当然です。
お互いの価値観を否定するのではなく、認め合う。価値観を同じにしようと、努力する必要もありません。
その価値観がつくられた背景や歴史がある、ということを思いやることができれば、自分の価値観と同様に相手の価値観も大切に思えるようになるでしょう。
子育ては役割分担。ことばを変えれば、足りないところを補い合う、ということです。価値観が違うからこそ、それがうまくできる場合もあります。
父親には父親としての役割、母親には母親としての役割があり、子供の健やかな成長のためにはどちらも必要です。
あなたが今できることは、夫をかえることではなく、認めるということ。
そして自分の、母親としての役割を果たすこと。
自分が子供のためにできることは何なのか?
家族としてその一員としての役割は何なのか?
自分がどうすることで家族みんなが幸せになれるのか?
見返りを求めず、自分の分を果たす、ということを徹底していると、すべてがうまく回ってきます。
思いがけず、素晴らしいプレゼントを受け取れたりするものです。
こちらの記事もご覧ください ⇒子供にイライラしないで!子育てに協力的なパパに育てる方法
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