もう〜イライラする~。誰かに話したい、聴いてほしい~!子育て中って、こういう状況ありありですよね。 一人で子育て頑張り過ぎて不平不満がふつふつと煮詰まっていく。 パパに相談しても 生返事だったり批判されたりで、余計イライラ。
タイミングと相手を間違ってませんか ?相談は適切な相手に適切な方法で。ストレス発散しましょうね。
子育てのイライラは溜め込まない。さっさと誰かに相談すべし
子育てにはイライラがつきものです。 イライラしない子育てなんてありえない。 でもそのイライラの感情にいつも飲み込まれてしまうようだと子育てが辛くなってしまいますよね。イライラするのは別にいいけど、さっさ忘れる技術は身につけたいですね。
イライラ消去方法の一つが、 そのイライラを人に話す、相談する、ということ。
イライラした気持ちを一人で抱えていると、イライラをどんどん増長させてしまう。ほんの小さなイライラの種が、ずんずん芽を出してどんどんいらない葉っぱを茂らせてしまうんです。
誰かに話すことは、イライラの種が芽を出しかかったところを引っこ抜く、それを手伝ってもらう作業だと思ってください。 上手くいけば種ごと抜いてしまうことができます。イライラの芽も小さなうちなら簡単に抜けます。
大きく育ってしまってから相談しても、悩みが重すぎて相談された人もしんどくなるし、 相談したぐらいでは消せなくなっていることもあります。 子育てでイライラしたら、一人で溜め込まないで外に吐き出す。その都度その都度、しっかりリセットしていきましょう。
ただし誰に相談するかはとても大切。相手を間違えると逆にストレスが増大してしまいます。
身内に相談するのは要注意。お互いに必死になりすぎる
相談するというと、まず真っ先に思い浮かぶのは夫や親などの身内だと思います。 でもこれ意外と 相談相手としては不適格なんですよね。
近すぎる関係性というのは、お互いどうしても力が入りすぎてしまう。夫にしても親にしても、なんとか相手のためになるようにと、一生懸命助言をしてくれてしまうのです。あるいは共感度合いが強すぎて、一緒になって怒ったり悲しんだりして、あなたと同等にストレスを抱えてしまう。
そもそも相談する目的ですよね、 共感してもらって、イライラストレスを小さくしたいからなんですよね。
そうだね、頑張ってるよね、辛いよね、よくやってるよ、大変だよね、 ・・・ってそんな言葉をかけて欲しいだけ。
孤独な子育ての辛さをわかってくれる人がいる。外での仕事と違って、すぐに見える成果のない、しかも永遠に終わることなさそうな子育てっていう仕事、その大変さを認めてくれる人がいる。相談するということで、そういう人の存在に気持ちを楽にしてもらえるんですよね。
ホルモン的にも、共感してもらえると愛情ホルモンであるオキシトシンが増加します。幸せを感じるホルモンです。
身内はついつい、共感をぶっ飛ばしてアドバイスに入ってしまう。ああしろこうしろと小言を言われるだけに終わって、余計ストレス増大ということにもなりかねません。
相談相手には他の人を探しましょう。もし身内が普段からあなたの話をよく聴いてくれているようなら、あなたは子育てストレスに悩まされることなくこのページを開いていることもないでしょうからね。
適当に親しい友人が妥当。公的機関を利用するのもよい
じゃあ相談相手に適している人というのはどういう人かというと、適度な距離感のある人なんですね。遠すぎる関係性だと、ちゃんと聞いてくれないだろうし、 ヒトゴトってかんじで流されてしまうだけ。まぁ最初から相談しようっていう対象にはならないでしょう。
すごく親しい親友とか、同じ状況にあるようなママ友に相談するのも、簡単に分かり合えるようでいいのですが、逆に二人してドップリ悩みに浸ってしまうこともあります。
笑い話にできるような、ちょっとした軽い悩みならいいのですが、誰かに聞いて欲しいと思い詰めるほどの時は逆にあまり親しい人は避けましょう。
子育てに余裕のある先輩ママとか、 子育ての経験はないけど客観的に聞いてくれそうな学生時代の友人とか。ニコニコうんうんと、ほどほどなかんじで聞いてくれる人がいいです。 もしそんな人が思い浮かぶようなら、思い切ってお茶に誘ってみるといいと思いますよ。
公的機関に相談してみるというのも手です。市役所などのHPを見れば、子育て電話相談や地域ごとの相談員の配置等いろんな支援が見つかるはずです。保健所では無料カウンセリングを受けることもできます。悩みが少々深刻な場合には、児童相談所に相談するという選択もありますね。
面識のない人の方が話しやすいということもあります。相談にあたってくれるのは聴くことのプロなので、一人でぐずぐずの悩んでいるよりも、とりあえず電話をかけてみるという行動を起こしてみましょう。
イライラ感情は一度話したら十分。記憶に定着させない
例えば、よくあることですがサラリーマンが仕事の後、居酒屋で会社での愚痴を言い合って盛り上がっている。趣味のサークル帰りのご婦人たちが平日ランチで夫さんの悪口でカフェを賑わしている。傍から見てあまり美しい光景とは言えませんよね。まぁそれがその一回きりで終わるいいのなら、まだいいのですが。
そして本人たちはどうかというと、 一見ストレス発散できているようなのですが、 実はこれ、その嫌な状況や感情を自分の記憶に刻みつけているだけ。イライラや不平不満を忘れないようにするための作業になってるんです。
自分の体験や感情のアウトプットは記憶を定着するための作業です。
本来これは忘れたくない大切な経験を脳に落とし込む時に使いたい方法です。楽しい話や嬉しい話は何度してもいいんですけどね〜。使い方間違ってる人多いです。
あなたは子育てのイライラした感情を深く自分の記憶にとどめたいですか?子供の腹の立つ言動をずっと根に持って覚えていて、それをネタに再び子供を怒りたいですか?
子育てのイライラを何度も話していると、子育ては辛く嫌なものだとあなたの脳は判断するようになってしまいます。 子育てを楽しいと感じることが難しくなってくるのです。
奇特な友人相手に自分の感情を口に出したことで、気持ちは整理されて随分落ち着いているはず。イライラはその時点で完了させましょう。嫌な気持ちを話すのは一度きりにしてください。
私も、何かにどうしようもなく腹が立った時は、友人もしくは子供を捕まえて、「私、嫌な思いした話は一回だけ人に話すことにしてるの。あなたはその一回の相手に選ばれてしまったんだけど、ごめんね。聞いてくれる? 」って、前置きしてから話してます。相手にも宣言した以上一度話したその話はそれきり、二度としません。
ネガティブ感情を伴った体験は、人に話すたびにスッキリするというより、どちらかと言うともう一度嫌な気分を味わってしまうということを体験からわかっているからです。
あなたの辛さは友人が半分引き受けてくれました。あと半分はちょっと自分で頑張って、えいやっ!ってゴミ箱に捨てちゃっいましょう!それでイライラ消去です。
お互いにリラックスできる空間で相談する
人の話をちゃんと聴くというのは、意外に疲れる作業です。 楽しい話ならいいのですが悩みを聞く場合なんかは、多かれ少なかれ相手の思いを引き受けてしまうことになります。 プロならともかく一般の人だと、相手の話をしっかり受け入れて、かつ受け流すという訓練はあまりできていないですよね。
多くの人は、自分に余裕がある時でないと人の悩みまで聴くことはできません。 だから自分の話を聞いて欲しい時は、相手に余裕がある時を選ばなければなりません。
本当に話を聞いて欲しければ相手も自分もリラックスしているときに、リラックスできる空間で話すということは大事です。
例えば、一緒に食事をしながらというのはとても良い場だと思います。食事中というのは飲み込むという行為が、喉が緩みやすくさせます。これは相手のことを受け入れやすい状態なんですね。
喉というのは人間の急所です。人は相手を拒絶したい時、相手からの攻撃から身を守りたい時は一番の急所である無意識に喉を守ります。 嫌いな人に偶然会ってしまった時、言いたいことがあるのにぐっと我慢してしまう時、喉や首まわりがガチガチになっているという経験は誰にでもあると思います。
喉を緩める、 相手を受け入れる時には大切なポイントです。
相談するあなたが怒りや苛立ちで首や肩に力が入った状態では、当然相手も身構えて聴かなくてはならず、お互いにへとへとになってしまいます。
夫に相談するのなら、休日にゆったりとした気分で
自分の都合だけで、相手が疲れきってる時にガンガン話しても、聴いてもらえなくて当然。相手を不快にして当然です。
よくあるのは、仕事から疲れきって帰ってきた旦那さんに、奥さんが今日一日の不平不満をマシンガンのように噴射する場面。気持ちはわかります。 あなたは一日中、誰に文句言うこともなく家事や育児一人で頑張ったんですから。 でも、ね・・・。
男性ホルモンであるテストステロンは、仕事やる気満々のときにはレベルが高いのですが、一日の仕事が終わった頃にはもう枯渇しかかっているのです。 エネルギー不足で疲れてしまった状態ですね。
だから旦那さんは奥さんからの攻撃に立ち向かう力はもはやなく、防御する術もない、奥さんが疲れなければ一方的な攻撃はずっと続くことになります 。
話を聴いてほしいだけなのに・・・。それは女性ホルモン(エストロゲン)に満たされた女性側の言い分です。エストロゲンと愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシには相関関係があって、女性は男性よりもオキシトシンのレベルが高いのが普通です。
そしてオキシトシンはコミュニケーションや共感したりすることによってもレベルが上がる。でもこの愛情ホルモンであるオキシトシンは、なんとテストステロンを低下させてしまうのです。
話を聴けない男性をつくっているのは、これ以上男性ホルモンを減らしたくないというホルモン側の必死の抵抗かもしれません。疲れてる一人になりたい。と旦那さんが思うのは、ホルモンの仕業なのです。旦那さんは本当は話を聴いてあげたいと思っているんですよ、きっと。
ホルモンのせいなら仕方ないなって、ひと呼吸いれて落ち着きましょう。
旦那さんが元気な時、余裕のある休日にでもゆったりとした気分で相談する方がいいですね。できるなら日々のストレス発散先としての旦那さんはあてにせず、他の人に相談するほうが得策でしょう。
旦那さんが帰ってきた時には笑顔で迎えて、疲れてるようならそっとしておいてあげる。というのが夫婦円満の秘訣です。もちろん帰宅時も高いテストステロンレベルを保持しているエネルギー溢れる旦那さんなら、喜んで相談ごとを聴いてくれるでしょう。
ただし、期待した反応が返ってくるとは限りません。理論ぜめで返ってくることは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
イライラの原因を解消したいなら都合のいい答えを要求しない
だいたい悩みを相談する時というのは、本当はアドバイスを求めているでわけではなく、 共感して欲しいだけです。だから自分にとって耳の痛いことは聞きたくないもんなんです。ネットの相談サイトなんか見ていると、 ベストアンサーに選ばれているのは、だいたいその質問者にとって都合のいい答えを言ってる人です。
相談する時点で、実は最初から答えが決まってる。こんな回答がほしいって決まってて、自分の都合のいい答えをみて安心するために質問するんですね。言葉を変えると、やっぱり共感してもらうためですね。
初めから相手に期待しているんです。だからもし相手が自分の期待通りに反応してくれないと腹が立つ。夫さんに相談した場合はよくあることかもしれません。相談しておいて相手が一生懸命答えてくれたのに逆ギレしたりして。 相手からしたらふざけんな~、ですよね。
自分に都合のいい考え以外排除するというのなら、気づきがないし成長しない。相談の目的がイライラ感情を解消したいということだけならそれでいいですよ。
でももし、本当に現状を改善したいということであれば、必要なのは相手の意見を受け入れる素直な気持ちです。せっかく相談にのってくれた相手のアドバイスで気持ちを落とすことのないよう、相手を受け入れる素直さとオープンな状態は確保してから、相談しましょう。
まとめ
相談するって簡単そうで意外と難しい。 でも子育ては一人でするもんじゃない。 思い切って行動を起こしましょう。イライラ話聞いてよって、言ってみましょう。遠慮なんてしない方がいい。
あなたの話を聞いてあげたいって、あなたの助けになれたらいいなと思っている人が必ずいます。あなたは孤独ではありません。
子育て渦中で頑張りすぎているときというのは、周りが見えてない。自分だけが辛いのだと思ってしまう。だから共感しつつも一歩引いて客観的に観てくれる人の存在が大切です。
あなたも相手も首や肩の力が抜けたリラックスした状態で、むだなおしゃべりを楽しむ感覚で相談できる。そんな相手なら最高ですね 。
さらに自分で自分自身を客観的に観る癖がつくと最強。これから少しずつそんな習慣を身につけていけると、子育てはどんどん楽になってきます。
こちらの記事もご覧ください ⇒子供にイライラが止まらない、たった一つの原因を消す方法
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