子供が言うことを聞かないってイライラしますよね!!
絶対こうした方がいい、上手くいくし、楽にできるし・・そう全部子供のために言ってるのに。なんでやらないの?なんでやめないの?イライラは膨張しまくります。
そうならないための対処法は?親が変わるか、子供を変えるか?どちらが簡単でしょう?
そう答えは・・親が変わる!なのです。
子供の存在への感謝で、イライラの原因は自然に消える
赤ちゃんの時はよかった、言うこと聞かないなんて悩みなかったですよね。赤ちゃんは無力で親がいないと生きていけない存在。絶対的に親より弱い存在。
夜泣きや、抱っこにおむつかえ、慣れなくて大変なことはいっぱいあった。たしかに親の思い通りにはならなかった。でも赤ちゃんだからと許せてしまう。だってとにかくその存在そのものがかわいくて愛しいから。
赤ちゃんを抱いて初めて知る、「かわいい」という言葉の本当の意味。「かわいい」ってこういうことだったんだ、と初めてわかる。その存在だけでただ有難い。赤ちゃんというのはどうしたってかわいくて、いのちそのまんまで、愛そのもの。親はその「存在」を自然にすべて受け入れているのです。
それが少し大きくなってしゃべりだした子供に対しては、なぜかイライラが台頭してきて、当たり前だったはずの感情が隠れてしまうのです。
当たり前すぎることって意識にあがってこなくなるのですね。
子供が毎日元気でいてくれてることや、ただ一緒にくらしていられることや、それは本当はとっても有難いこと。有るのが難しい、ということです。
そんなことに心をむける時間を、一日のうちほんの5分でもいい、確保してみませんか?目を閉じて静かに感じる時間をもてば、心穏やかになり、自然と感謝がわいてきます。
「ありがとう」きっと子供にいっぱい伝えたくなります。
あなたの子供が幼児や小学生なら当然、もう中学生、高校生と大きくなっているならなおさら、毎日子供に「かわいいね~、かわいいね~、大好き~!」、とついつい言ってしまいましょう!ついでに触ったりもしちゃいましょう!むぎゅーってハグしちゃいましょう!
それ、単に親バカだよ、やめてよ。なんて子供にあきれられたり、嫌がられるのは避けられませんが。もちろん素直な子供なら喜んでくれると思います。
こういうことで子供にバカにされてもいいんです。親バカ上等です。
そうかもね、でもいいんだよ。親バカじゃなきゃ子供は育たないんだから~!と、開き直ればいいだけです。私なんて、でかい大学生にさえ、これやってしまってる親バカですから。
これを習慣にしていれば、子供が言うことを聞かないことくらい、一瞬イライラしたとしても、すぐにどうでもいいようなことに思えてきます。
イライラの原因は、親子関係が上下関係だという勘違い
例えば、隣のおばあさん、学校の先生、会社の上司・・そんな関係性の人たち対して、あの人が言うことを聞かない、って悩みませんよね。思い通りに言うこと聞かそうなんて思いませんからね。
でもなぜか子供に対しては親の言うこと聞くのが当然、言うこと聞かすべき、と思いこ込んでいる。
ここで見直すのが親子の関係性。親子関係は上下関係ではありません。本来、どんな関係性も対等なのです。子供とはいえ自分とは別の人格をもった立派な人間。そこを尊重したいですね。難しいですけどね。
よくある親の思い込みは、「子供の言動は間違っている。親である私はそれを正さなければならない。」「子供は当然親の言うこと聞くべき。そもそも子供のために言ってあげてんだから」、というもの。
でも実はほとんどの場合、子供のため、じゃないです。
自分がいい親だという評価を回りから受けたかったりする。例えば勉強しろ、だってそうですよね、あそこのお子さんは成績いいのよ~、お母さんの育て方がいいのかしら、ご両親も優秀なのね、なんて評価。
そんな親の本当の気持ちを子供は嗅ぎ分けるから、親の言うことを聞かないのです。もし親が本当に子供のために真剣に伝えようとした言葉なら子供の心にちゃんと染入るのです。
子供の心身の安全は確保しなければならないし、社会に適応するためのルール、人に迷惑をかけないことなどはしっかりと教えなければなりません。これは親の責任であり、しつけです。
でも親の価値観が正しいという前提で、子供が間違っているから正そうするのは、子供を対等に扱っているとはいえません。
子供を対等な一人の人間として扱うと、親の言うことを聞かそうとする前に、子供の言うことを聞いてみよう、と思えるようになるのではないでしょうか。
それは子供の優先順位を認める。価値観を認めるということです。もちろん子供にも親の価値観を認めてもらう。そのことはちゃんと教えましょう。
人は自分の価値観でしか生きていけない。その価値観は本人以外が正しいとか間違ってるとか判定できるものではないのです。
言わなければ、言うことを聞く?あまのじゃくな習性をうまくつかう対処法
一度思い切って一日だけ我慢してみませんか。子供に何も言わない、ということにチャレンジです。
今まで何かとうるさく言っていた親が、急に何も言ってこなくなると、子供って、あれ、どうしたのかな、となんとなく不安になるようです。そんな様子を察知してもさらに放っておきます。
するとどうでしょう。子供って意外とちゃんとやっていたりするのです。宿題とかやるべきお手伝いとか。
あ、言わなくてもやるんだね~、と親がひとりイライラして空回りしていたことに気づく、ちょっとがっかりしてしまうような瞬間です。親が言っても言わなくても宿題終わる時間は結局同じだった、という・・。
さらに、こんな方法も試してみる価値ありですよ。あまのじゃくな子供は親のいいなりにならないことを目指している感もありますから、それを利用するのです。こうしてほしいなということの、逆を言えばいいのです。
絶対勉強しちゃダメよ、朝寝坊してなさい、それで学校遅れたっていいよ、夜ずっとゲームしてなきゃダメ、徹夜してもいいんじゃない・・などなど。
子供はやらなきゃいけないことは、本当はわかっている。でも親にいわれたとおりにやるのは癪、っていう変な意地みたいなものがある。そんな習性を利用して、親が子供をうまハメればいい。子供が素直にやるべきことをやてしまうように。
親への反抗心が強い子が、自分の行きたいと思っていた高校と、親に行けと言われた高校が同じだったからと、希望高を変えたという話を聞いたことがあります。わざと自分の行きたいわけではない高校に入ってしまって、あとで後悔したというのです。笑えない話ですよね。
親は子供の表の言動ではなく、本当にしたいことを感じてあげて、それができるように仕組んであげる。
こんな方法もゲーム感覚で上手に試してみてください。
子供が言うことを聞かない?それもいいんじゃないか、と思ってみる
ひとつ考えてみてください。もし、子供が言うことを聞かなければ、子供はどうなるんでしょうか?
命の危険に関わるような時は、もちろんその場で言うことを聞かせなければならない。でも、他はどうでしょう?大概のことは、実はどうってことないような気がしませんか?
いい親にならなきゃ、ちゃんとしつけなきゃ、に囚われて、力みすぎているのではないですか?
子供が言うことを聞かないということと、言うことが理解できていないというのは別ものです。
親に日々いろいろと言われることで、子供はやるべきことややってはいけないことを、ちゃんと理解しているのです。言われたときにはその言葉に従わなくても、肝心なときには親の言う通りにしていたりします。
例えば、うちでは玄関に靴をぬぎっ飛ばしだけど、よその家におじゃました時には、きれいに揃えてたとか、親には無愛想で挨拶しないけど、近所のおばさんには明るく挨拶してたとか。
そういうことは、親は他人に言われて知ることになります。へ~意外にちゃんとやってるんだね、言っても無駄かと思ってたけど、わかってくれてたんだ。こういう時は嬉しいですよね。
子供は親の言うことの半分くらいは心の中でちゃんと聞いているものです。安心しましょうね。
そして、もうひとつ心得ておきたいこと。それは、子供が言うことを聞かないのは当たり前だ、ということです。
みんなそう。あなたの子だけが、言うことを聞かない特別な子供というわけじゃない。あなたのしつけが悪いから、子供が言うことを聞かないわけでもない。
だから頑張りすぎないでくださいね。言うことを聞かせなければと頑張りすぎると力が入って疲れます。イライラの原因になりますよ。
ママ友同士、うちの子の言うことを聞かない自慢、なんていうものいいかもです。みんなそうだと思えばほっとします。それに人に話すこと自体がイライラ解消にとても有効な対処法なのです。
ほかにもイライラ解消には、深呼吸する、ヨガをする、運動するなど、身体を使うアプローチがとても有効です。習慣にするといいですね。
まとめ
イライラしてもいい。そのイライラにどう対処すればいいか知っていればいいのです。子育て経験が豊富になってくると、だんだんとイライラとの付き合い方もうまくなります。
子供がこの世に生まれてくることの重大な使命は、親を成長させることだと聞いたことがあります。親、とくに母親を。
親と相性がよく、気の合う子供、何を考えてるか手に取るようにわかる子供、そんな子供に親は癒されるし、自信をもらう。
でも親と相性が悪いというか、なに言っても言うことを聞かない子供、何考えてるかわからないっていう子供、実はこういう子供こそ、親である自分を成長させてくれるために、ここにきてくれたのだと思うのです。
子供が言うことを聞かない、万歳!!ですね。
こちらの記事もご覧ください ⇒子供の反抗期って何歳ころ?いつまで続くの?
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