あ~八つ当たりしてるなって、どこかでわかってて子供を怒ってる。嫌な気持ちになりながら。でもイライラがどんどん膨張してどしうようもない。
そもそも八つ当たりってどうして起こってしまうのか。子供にイライラするの本当の原因は何?
まずは原因がどこにあるのかつきとめること、原因がわかればさっさと対処する。その対処法をお伝えします。
八つ当たりは百害あって、さらに百害、と心得る
子供には全然非がないのに、いいがかりで子供を責めてしまった。
もともと叱っていた理由とは関係ないことを持ち出して、怒りイライラを増長させてしまった。
こういうことって、結構よく起こってしまいますよね。これ、多分八つ当たりです。
自分で八つ当たりしてるな~って思えるときはまだ救いがある。でもそれにすら気づかないで子供を必要以上に怒りすぎたり、追い詰めてしまったりしていることもよくあるんですよね。
八つ当たりって、いいことないです。得をする人がだれもいないから。まきこんだ方もまきこまれた方もすべての人が傷つくから。
八つ当たりって、そのとばっちりを受けるのは身近な人である場合がほとんど。身近な人、言い換えれば、一番大切な人たちです。一番傷つけたくない人たち。一番優しくしたい人たち。
ね、本当に八つ当たりって大損なんです。すぐにやめたほうがいい。八つ当たりの害を知ったら、あなたもきっとそう思いますよ。
「やめよう」と思うことが、やめるための第一歩です。
子供への八つ当たりが日常的になると、自分を傷つける
八つ当たりの標的になりやすいは、どうしても一番弱い子供なんですよね。でもこれは要注意。
子供ってね、いくら親が子供に八つ当たりしてしまって、子供を傷つけたとしても、親のこと大好きなんです。健気ですよね。
それがわかってて、それに甘えて、ついつい自分の八つ当たりを自分に許してませんか?子供には少々酷いこといったって、あとでむぎゅーしてごめんねっていっとけばなんとかなる・・みたいな・・。人の愛情を利用するのは、すごくずるい。親としてあまり褒められた行為ではありません。
そして、そんな自分を嫌になって、後悔して落ち込んでしまったりもするんですよね。
小さな子供なら、なぜママがこんなに怒るのかわからなくて、ママを怖がるようになる。親への信頼感が育たなくなる。親の顔色をみて行動するようになる、自己肯定感が育たなくなる。
そんなのいやでしょう?子供とそんな関係性になりたくないですよね。
また、八つ当たりの相手が夫や親になる場合もあります。
相手が大人なら、お互い様ということもあるでしょう。その時余裕のある方が余裕のない方のサポートをすればいい。
子育てに疲れてるんだね、仕方ないね、って優しく寛大に理不尽な攻撃を許してくれるかもしれません。時々のことなら、それもいいでしょう。家族ですからね、甘えてもいいと思います。甘えられるのが家族ってもんです。
でも、それも、いつもいつもってなると、相手が疲れてしまいます。家族がよいバランスを保つためには、夫婦それぞれが自立した大人であることが必要です。
どちらにしても、八つ当たりが習慣化すると、一番辛くなるのは結局あなたです。だから八つ当たりはここでもうしっかり断ち切りましょう。
まずは八つ当たりしてるってことに気付いて。そして八つ当たりはしない、と決意です。
八つ当たりの原因をしっかり探って、撤廃実行ですよ!
優先順位をつければ、子供にイライラしてしまう八つ当たりの原因が消える
子供を怒ってるときに、これは怒りすぎだな~とどこかで感じていたりする、あとで言い過ぎたな~と自己嫌悪に陥る。
こんなときは、なぜ怒りすぎたのか原因を探ってみてください。
寝不足、空腹、運動不足、そんなことに原因が思いあたりますか?これらが原因なら、それを消すのは比較的簡単です。自分がその状況を改善しようと、その気になりさえすればいいのですから。
寝る時間を確保したいのなら、家事を全部ほったらかして寝ちゃえばいいだけ。
お腹が減ってたら、とりあえず何か口にいれて。他の家事は全部ほったらかして、ごはんをつくるのを第一優先にすればいいだけ。
運動不足なら、子供と散歩に出かけたり、公園で一緒に走り回ってもいい。スクワットや腹筋の筋トレをしてもいいし、WiiFitやDVD・・利用しやすいものでとにかく身体を動かせばいい。家事なんか全部ほったらかしてていいですよ。
これくらいできそうだな、って気がしませんか?
あれもこれもと思うから、優先順位がわからなくなる。100を目指すからしんどくなる。
いい意味で、ほどほどを目指しましょう。子育ても家事もね。
完璧な母や完璧な妻なんてどこにもいませんよ!いや、そもそもそんな定義どこにも存在しませんから。
あなたにとって何が一番大切ですか?あなたが一番大切なもののために、あなたの大切な時間とエネルギーを、好きなだけつかえばいいんです。
もし、子供と楽しい時間を過ごすことが一番だと思うのなら、そこに一番たくさんの時間を使えばいい。子供にイライラすることじゃなくて、子供を怒ることじゃなくて、ね。
そのためには八つ当たりを起こしてしまう原因を消すこと、まずその優先順位を高くしましょう。
もともとは誰に対するイライラだったのか、八つ当たりの元を明確にする
さて、他にもイライラしすぎ怒りすぎの原因は思いついたでしょうか?
よくある原因としては、人間関係のストレスです。人の悩みのほとんどがこれに起因してるといわれます。
子供にイライラしてしまった本当の原因は、誰へのイライラや怒りだったのでしょうか?それを明確にしてみましょう。
夫が育児を手伝ってくれなくてイライラした、子供のしつけに口をだしてくる義母にイライラした、ママ友の立ち入った質問にイライラした、パート先の意地悪な先輩にイライラした・・・。
なーんだ、イライラの源は子供じゃなかった、ってわかれば、子供を怒りすぎたのは八つ当たりだったんだとわかる。
わかれば次は、八つ当たりが起こらないように対策を打てばいいんですよね。
イライラの根源に対して働きかける
有効な方法は、あなたのイライラの根源、その人物に対して、ちゃんと自分の気持ちを伝えることです。
相手を否定非難することなく、自分がどう思っているのか、どうしたいのか、どうしてほしいのか・・・を、誠意をもって率直に伝える。
ここで忘れてはけないのは、相手と自分は対等であるということです。どんな関係性であっても対等なんです。へつらう必要はありません。
相手が上司や義母であっても、上下関係ということではないのです。立場や責任が違うだけなんです。
そして、伝えたことによる結果に対して、自分で責任をとる覚悟は必要です。同様に伝えなかったことに対する結果にも責任をもつ。
伝えるか伝えないかは、あなたが決めることができます。
ちゃんと伝えることで、良い結果になる場合もあれば、好ましくない結果になることもあるでしょう。
夫が意外にすんなり、おむつかえしてくれて拍子抜けした。お義母さんは嫌そうな顔してたけど、だんだん口出しが減ってきた。ママ友はすっかり機嫌をそこねて無視されるようになっちゃった。
例えば、こんなふうに勇気をもって、「伝える」というアクションを起こすと、何かが変わるのです。
その変化が、八つ当たりで子供にイライラするのを減らしてくれることにつながっていくといいですね。
パパにイライラするのなら ⇒子供にイライラはパパが原因?子育てに協力してもらう方法
気持ちの切り替えができると、八つ当たりは回避できる
八つ当たりというのは、ある一つのイライラを、いつまでも引きずっているから起こるのです。イライラの連鎖、イライラの暴走・・・つらいですよね~。
イライラすること自体は仕方ない。もちろん訓練によってイライラの頻度は減るし、ほとんどしなくなるっていう人もいます。
でも多くの人はイライラすることくらいあるでしょう?
でもイライラが続く人と、すぐリセットできる人がいるんですよね。そこが人生の別れ道です、笑。
なにか嫌なことがあっても、ぱっと切り替えて次のことに、新たな気持ちで臨むことができる、そんな人には八つ当たりってありえません。いつも穏やかの気持ちでいれるので、心身ともに健康です。
イライラし続けて、相手の悪口ばっかり言ってたりすると、免疫力がおちて、病気になって・・・。
あなたはどちらがいいいですか?
セロトニンの活性化すれば、気持ちの切り替えが上手くいく
この気持ちの切り替えですが、これができない原因のひとつに、神経伝達物質セロトニンの不足が考えられます。セロトニンが低下すると、イライラしたり、不安になったり、ということになりやすいんです。
セロトニンが活性化していると、穏やかな幸せ感で満たされる。不足するとその逆がおこるというわけです。
セロトニン活性化のために必要は3ポイントは「日光」「リズム運動」「咀嚼」です。
朝、少し早めに起きて、軽く散歩にでかける。お日様を浴びて、外の空気を気持ちよく感じて。そしてゆったりと、しっかり噛んで食事をいただく。これで3ポイント、クリアです。
こんな習慣をもつことができれば、心穏やかに、新しい一日が始まることに感謝できますね。
きっと素敵な一日になることでしょう。もちろん癒しのホルモン・セロトニンのおかげでイライラとも無縁になりますよ。
他にも、ヨーガ(瞑想)や座禅の実践はセロトニンの働きを高めるという研究報告が多くあります。
私の特技は、ほぼ一瞬でイライラしたことを忘れちゃう、というものなのですが、それはどうも長く真面目に続けてきたヨーガの恩恵だと思います。
例えば、ウチの高校生女子、これがまぁ大変口の立つやつでして、たま~にですが結構ひどく言い合ったりするんです。(普段は超仲良しですよ)
でも怒った娘が個人部屋に退散してしまうと、私はそのわずか数分後にはケンカの原因さえ、きれいに忘れてるんですよね~。もちろん娘に対するイライラもさっさとさよならです。
数時間後にどう仲直りしようかと、思案しながらでてきた娘が、あれ?ママなんで怒ってないの?と、不思議がるという結末になります。
ママは根にもたない人なんだよ、なんて言ってるんですが(物忘れ激しいだけやん、という家族のつっこみが聞こえてきそうですが)、これは何かと役に立つ特技だと思ってます。おかげでいつも元気。免疫力高いのか、風邪なんて何年もひいたことはありません。
とにかくセロトニン、どんどん活性化しましょうね。イライラ発生率を低くして、さらに気持ちの切り替えも上手にしてくれます。
まとめ
子供にイライラしたり、怒りすぎたり。それが八つ当たりだったら、ほんと大損です。
八つ当たりって、本来は親自身が解決しなければならない怒りや苦しみを、子供に共有させることになるからです。子供にとっては迷惑なシェアですね。それがわかってるから親自身も自己嫌悪になる。
あなたが一番大切なのは誰ですか?一番優しくしたいのは誰ですか?ありがとうって言いたいのは誰ですか?
そんな人たちを傷つけると自分自身も傷ついてしまいます。
八つ当たりを起こさないためには、イライラの根源を断つこと、イライラをいつまでも引きずらないこと。
あなたを含め、家族の誰もが傷つかなくていいように、対処法を即実行してください。
こちらの記事もご覧ください!
子供にイライラが止まらない、たった一つの原因を消す方法
スポンサーリンク
コメントを残す