最近物忘れが多いな~、子育てのストレスがひどい時、 特に出産後なんかそう感じること多いですよね。そんなことが度重なると、もしかして病気?と心配になってくることも。はっきり言います、その心配が良くない。心配しすぎるとただの物忘れが産後うつに推移しかねません。
物忘れしたっていいじゃないですか、だって子育て大変なんだから、ね!
産後なら、ほとんどは心配不要な物忘れ
産後すぐ数週間ほどなんとなく気分が落ち込むというのは、 いわゆるマタニティーブルーというやつで、ホルモンのバランス乱れが原因 。
ぼーっとして何もやる気が出なかったり、赤ちゃんの世話さえも嫌になったり、物忘れという症状に出ることもあります。
でもこれはほっといても、まあまあ落ち着いてくるものなんでそんなに心配しなくてもいい。
産後なんて子育てストレスが満載。それが当たり前。だって生活のリズムがとんでもなく変わってしまうんだから。
慣れないことをたくさんしなきゃいけない時って、心が乱れるので、実際よりも忙しく感じてしまう。物忘れが増えるなんて当然でしょ、って気がしませんか?
大体、あなたを含め世の中のお母さん達はなんでも小難しく考えすぎなんです。
物忘れがひどいからって、病気かなとか、これが産後うつ?なんて心配になる。一生懸命ネットを検索する。 疲れて余計ストレス増えますよ。
もうね、そんなのやめて、赤ちゃんと楽しい時間を過ごしましょうよ。 スマホなんてどっかにやっちゃいましょう。
子供が赤ちゃんのときのお母さんの仕事って実は単純。赤ちゃんが泣いたら抱っこして、おんぶして、おっぱいやって、ねんねさせる。
可愛い可愛い赤ちゃんをいっぱい抱っこして、いっぱいチューしてあげる 。
それだけで十分です。 他のことなんて全部忘れたっていい。他の家事なんて全部しなくていい。
赤ちゃんがいて幸せだなーって毎日ニコニコしてればいいんです。そしたら物忘れしてるかどうかなんて全然気になりませんよ。
睡眠を十分にとることが物忘れ防止になる
あなたは毎日ちゃんと眠れてますか?しっかり眠ること、これはママの第一優先事項にしたいです。
随分前のことにになりますが、長女を一時保育に預けに行った時のことです。衝撃の光景を目にしたのです。たった2ヶ月の赤ちゃんに保育士さんがミルクを与えてたんですね。
私は保育園の常識というものをよく知らないのですが、もしかしたらこんなの当たり前の光景だったのでしょうか?
赤ちゃんも可哀そうだけど、ママも可哀想。こんな可愛い赤ちゃんを預けてまでやらなきゃいけない仕事って一体何なんだろう?すごく複雑な気持ちになったものです 。
2ヶ月って言えばまだまだお母さんの体だって元に戻ってないはず。こんなに可愛い赤ちゃんなんだから、一緒に過ごしたいと思っているだろうに、会社でおっぱいが張って辛いんじゃないかな~・・・。あおりゃあ、ストレスもたくさんあるだろうな~~もちろんこれは私の勝手な想像です。
もしかしたらお母さんは意気揚々と子供を預けて、生き生きと職場で働いてるのかもしれません。赤ちゃんや子育てが苦手なお母さんで会社で働くことの方に幸せを感じているのかもしれません。
でもどちらにしても、実際ストレスはかなりのものだと想像できるのです。会社での仕事や人間関係、赤ちゃんの育児、夜泣きでの睡眠不足・・・。本人が自覚しているかどうかはともかく、脳も身体も疲れすぎてしまう。物忘れが頻繁に起こってしまっても当然です。
私の正直な心の声は、2か月の赤ちゃんを預けるな~!!です。
もっと自分を大事にしてください。二度と戻ってくることのない赤ちゃんとの時間を大事にしてください。もしその赤ちゃんのお母さんが目の前にいたら、余計なお世話とわかっていても、ウザって思われても、言いたくなったかもしれません。(もちろん言いませんよ)
これは少し極端な例かもしれませんが、あなたも多かれ少なかれ、似たような状況だったりしませんか。
忙しくて睡眠時間が減る→ストレス耐性の低下→ストレスにやられる→眠れなくなる→睡眠不足→物忘れがおこる→・・・悪循環ですよね。
小さい子供を子育て中のお母さんは特に、自分がしっかりと休養することが大事です。
睡眠不足ほど強力にストレスを誘発するものありません。眠くなったらいつでも寝る、チャンスがあればちょっとでも寝る。
子供が昼寝してくれてる時なんかは、いまのうちに家事をしようなんて欲張らず一緒に寝てしまうのが一番です。
睡眠不足だと、脳の働きが鈍くなって物事を思い出すのにも時間がかかります。それを物忘れだと感じてしまうのです。
物忘れは実はストレス緩和剤!?
別に産後じゃなくっても、忘れっぽくなることというのはあります。やらなきゃいけないことがたくさんあって忙しすぎるとき、必要じゃないことから順番に忘れるようにできているのです。
私は意図して、忘れた方がいいことはさっさと忘れるようにしてます。嫌なこととか、腹立つことなんてその代表ですね。
どうでもいいことも忘れます。自分に関係ないことや、そもそも知らなくてもいいのに知ってしまったことなんかです。
人の話も興味がなければ、聞いてるふうで、結構適当に聞いてることあります(笑)。相手が自分の子供でもそうなので、さすがに子供はそれを見破るようで、ママ今適当に聞いてたでしょ、と怒られます。(子供が小さい時はちゃんと話きいてあげてくださいね)
私の脳は、許容量がそんなに大きいわけではないのでパンクさせないためには、それくらいでちょうどいいんです。
私の場合、意識してわざと物忘れしてるわけです 。最初から覚えることを放棄するっていうこともあります。
なんでもかんでも欲張って取り入れようとしていると、物忘れがひどくなったと心配しなくちゃいけなくなる。
そうならないために、その情報が自分にとって必要かどうかを瞬時に判断する能力には長けているんですね。ものは言いようでしょ。ま、子供たちにはママは物忘れが激しいと呆れられてますけど笑。
子供が赤ちゃんの時なら、 ますますこの能力は必要なんじゃないでしょうか。 大体人間の脳なんて必要ないことは忘れるようにできているから、快適に生きていけるのです。ありがたいですね。優先順位の高いもののことだけ覚えてれば幸せです。
ただあなたが仕事をしてるなら、そう言って開き直るわけにはいきませんよね。子育てには必要ないけど、仕事には重要なことを忘れてしまうということがあると、やっぱりそれは大変。実際誰かに迷惑かかってしまいますから。
対処法としては、とにかくメモする習慣をつけることです。これは別に物忘れの自覚があるなしに関わらず習慣にしたいことです。
聞いて思いだせるなら、気にしなくていい物忘れ
ただ、物忘れの原因が、本当に産後うつだったり、若年性認知症(アルツハイマー)だったり、という場合もあります。病院を受診した方がいいかもしれない物忘れです。
ちなみに若年性認知症は若年といっても65歳未満の発症をいうものなので、小さい子供を子育て中のお母さん世代なら、心配する必要はまずないでしょう。
物忘れと言っても、 物事をすぐ思い出せない、というレベルならそんなに心配ありません。 昨日何食べたっけとか、 あの人の名前が思い出せない、うっかり約束を忘れちゃった、なんてことです。
こういうのはすべて、こうでしょ、って言われたら、そうだったそうだった、って言えますよね。 言えるなら大丈夫です。まぁほとんどの物忘れなんて気にするに値しません。
心配なのは、どうやったって忘れることはないようなことに対する質問に答えられないこと。
例えば、今日は何月何日?季節は?何歳?何年生まれ? なんてかんじです。もしあなたが病気かもと心配になるのなら、こんな質問を予告なしに旦那さんにしてみてもらってください。すっと答えられないようなら心配です。
道に迷う、自分の家に帰れないとうようなことも認知症の兆候です。 あなたが赤ちゃんと散歩に出かけて、ちゃんと家に帰ってこれるなら心配ないですね。
それでも、どうしても心配な場合「物忘れ外来」 などを受診してみるのも良いかもしれません 。
子育てのストレスが高い状態のときに起こる物忘れの場合、時間の経過とともに治ってくることがほとんどなので、心配し過ぎることはやめたほうがいいです。その心配自体がさらにストレスになって、物忘れが激しくなってしまいますよ。
物忘れ予防に効果的な方法、トップは運動すること。
参考に、物忘れ症状を含む認知症の予防に有効だと言われていることをいくつか紹介しておきます 。
運動する
運動をするというのは一番信頼性のある方法です。ウォーキングやジョギングなど有酸素運動を一回30分以上、週2回程度でも十分効果があるそうです。
週一回でも旦那さんに子供を預けてスポーツクラブにでも行けるといいでしょうね~。そんな恵まれた人、なかないないかもしませんが、その気になれば子供が小さくても運動はいくらでもできます。
私は子供たちが小さい頃は、週末、朝早く起きて、まだ誰も起きてこないひとりの時間に、 DVD を相手にヨガをすることを習慣にしてました。今なら YouTube など便利なメディアがいっぱいあるので、やろうと決意さえすれば、運動する機会はつくれるでしょう。
頭を使う
日頃から頭を使うというのも大事です。暇があったらついついスマホを触って、 SNS を眺めたり、動画を見たりしても、 あまり頭を使ったことにはなりません。ゴロゴロとテレビばっかり見ていては物忘れはどんどん激しくなるということです。
読書をするのもいいし、同じ SNS を使うのでも、写真ばっかりガンガン投稿するのではなく、ちょっとした文章を投稿してみるといいですね。
文章を書くというのは頭を使う作業です。自分の子育てストレスをしゃれた文章に変換して投稿するというのは、ストレス発散にもなります。一石二鳥ですよね。
人と会って話したりするのも、 結構脳を使うことです。相手の気持ちを推し量り、コミュニケーションをするということは脳を使わずにはできないことです。
新しい刺激でストレス発散
いろんなことに興味を持ったり好奇心を持って、何か新しいことを始める。これはとっても大事。やったことないことをやってみる、という習慣が普通にある人は自然に脳が活性化されます。
最近何か、新しいことやってみたりしましたか?育児に追われてそんな暇はないですか。
毎日毎日同じ事の繰り返しだと、ついつい不平不満状態になりがちです。すると子育てがつまらなく感じるようになってしまうかもしれません。
子供と一緒にふらっと散歩に出かけてみましょう。近所でも意外に行ったことのない場所ってあると思います。毎日同じという安心感もいいですが、今日は少しだけ遠出して、違う公園に行ってみませんか。
適当な公園がないのなら、同じ公園に行った帰りに違う道を通って帰ってくるとか。
何か少しでも新しいことにトライしてみると脳の刺激になります。
物忘れ対策というよりは、育児中の上手な気晴らしというかんじですね。でも上手にストレス発散できること自体が、物忘れを防ぐのです 。
どんな小さな些細なことでもいいので、「今日やってみた初めてのこと日記」なんかをつけてみるのはとても楽しいものです。おすすめですよ。
まとめ
物忘れがひどいなぁ、なんて感じてしまう時、 やっぱりいい気はしないし心配になってくる。出産前はこんなんじゃなかったのに!? 自分の能力が落ちたような気がして焦ってしまうんですよね。
大丈夫そんなことはありません。子育てのストレスにちょっとやられてるだけです。
物忘れするには理由があるから、それに気づいてあげましょう。どうしようもない場合もあるかもしれないけれど、大抵はその原因を取り除くことはできます。
ほとんどはしっかりと休養できてないことが原因。ちゃんと睡眠を取ることは何をおいても第一優先!そして軽い運動もできればいいですね。
子供と一緒にゆっくり過ごせるのって意外にそんな長い時間でありません。実際はほんの一瞬なんです。
今子供が目の前にいてくれることに感謝して、一緒に過ごせることに感謝して、母親でいれるってことに感謝して・・・。
実は感謝するということで、 脳が記憶のために必要なものを作り出してくれるのですよ。感謝すること、これも物忘れの防止になるということです。
子供の世話ばっかりで嫌になっちゃう・・例えばそんな不平不満ばかりの状態が物忘れを増強させているかもしれないのです。
幸せの種を見つけるのが得意になると、いいですね。 感謝こそ最強の記憶増進剤なのです。
こちらの記事 もご覧ください ⇒まだ赤ちゃんなのに~子供にイライラしてしまう理由と解決策
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