コロナウイルスのおかげで高校生息子と大ゲンカしました。本当だったら今頃、春期講習で毎日高校に行ってるはずの息子が、なんで毎日家にいんねん~!!2月末からの長期にわたる学校休校。体力ありあまってる高校生男子の扱いはかなり大変。はやく学校始まって~!
コロナウイルス対策のおかげで家族が全員揃った
3月中旬くらいまでは、親子とも精神的余裕があったんです。
コロナウイルス対策のおかげで、いつもは生活時間帯バラバラな家族が、珍しく家族全員揃って。
なので嬉しくて。
「弱虫ペダル」(ロードレースのマンが)にはまりまくってる家族なので、瀬戸内海・・しまなみ海道を自転車ではしってみようよってことになり。
いや~~お尻はガチ痛くなったけど、楽しかったです(=゚ω゚)ノ
そう、ここまでは、旅行にでかけたりもできて、不謹慎にもコロナに感謝していたくらいなのです。
自然(海)相手だとコロナには感染しないし、感染させることもできないし。なんてね。
久しぶりに家族揃って、のんびり過ごせてよかったよね~、なんてね・・・。
コロナウイルス対策の悪影響。息子と大ゲンカ!?
ところが、ところが、です。
結局、春休みの講習も中止決定となり、ひと月近くも続く外出自粛ムードのなか、高校生男子は家に引きこもり状態。
強い意志なんて、全く持ち合わせていない高校生男子。
部屋にこもって、毎日ごろごろごろごろ。
iPadはリビングでしか使っちゃいけないというルールを当たり前のように破り、
布団の中でどーでもいい YouTube を見まくって( YouTube 自体がダメなわけじゃないです)。
起きてくるのは昼過ぎ。午前中に起こそうものなら「うざっ」と反撃。
副交感神経、優位になりすぎやんね。副交感神経ばかりが優位になるとキレやすくなるのですよ。
ただの怠惰な、ぐーたら君になりさがり、感情のコントロール不能状態。
全く全然、私の言うことを聞かない。
若いから、なのか?仕方ないけど、時間というものの価値が分かってなーい。そんなに時間余ってるなら、私にくれ~。
せっかくコロナのおかげで、学校行かなくていいんだから、好きなことやれよ~。
学校の勉強しろなんて言わないから、本読むとかさ~~、、なんかないのかね。
私は高校生の時は、すごく本読んだけどな。
もし今の時代に高校生だったら、私もこんなにずっとYouTube 見たんだろうか・・・?
と、そんなこんなで、とうとう私の堪忍袋の緒も切れたのです。
子供にとって都合のいい親になるな
私、普段はかなり温厚で優しい母(自称)なんですけど、
でも、いざとなると、いくら子供にうざいって言われても、かなりうるさい親です。
正直言って、怒るのは、疲れるし面倒くさい。
でも演技でいいから、きっちり叱らなきゃいけない時って、やっぱりあるんです。
(これ、本当は父親の仕事なのでしょうが、ウチは夫に期待できないので、苦笑)
特に姉二人の末っ子男子なんて・・・
自分は可愛がられて当然、やってもらって当たり前、自分の思い通りにさせてくれない方が悪い。
って、どうしてもなりがちで
こういうのを、あんまり図に乗らせてはいけません。
権利と義務は”対”だってことや、自分がいつもどれだけやってもらってるのかって事に気づくこと。
そして相手に感謝することを、ちゃんと教えなくてはいけません、
世間は自分の思い通りにはならない。それを教えるのは親
そして、家庭という守られた狭い世界から一歩社会出れば、自分の思い通りにならない方が当たり前。
学生のうちはまだよいんですけど、学生としての身分もなくなると厳しいわけです。
でもそんな時、相手が悪いと思う思考回路しか持ち合わせてないと、そこから前に進めなくなる。
成長できなくなるのです。
いつでも人のせいにする、自分の人生に責任をもてない。だから悩みやストレスを自分で解消できなくなる。
家庭では王子様やお姫様のように扱われて、歳だけ大人になった人たちが、社会に出た途端、自分がそうじゃないということを思い知らされ、
でもそれを認められなくて、そのギャップに苦しむことになるのです。それでもなんとか乗り越えていける子は良いのですが。
登校拒否ならぬ当社拒否とか、最悪うつ病とか・・・子供の頃、親に大切にされすぎて育ったことが原因となる場合も多々あるようです。
親なんて子供にうざいと思われてなんぼ
ということで、物分りの良いお母さんばっかりでいる必要はありません。
相手が小さな子供なら、それもまあいいですが、中学生、高校生には、それ全く子供のためになりません。
ダメなことはダメ、嫌なことは嫌、ちゃんと伝えてください。
中学生~高校生の、とくに男子というのは、感情のコントロールが最も下手くそな生き物。成長途中の脳の発達段階やホルモンのバランスの不安定さからみても明らかなのです。
だから、あなたが聖人君主じゃない限り、ある程度ケンカみたいになるのは、当然と捉えちゃいましょう。
ケンカは自律神経のバランスが乱れを修正するため?
学校休校が長引いて、ウチの息子みたいに寝すぎで、さらに運動不足だったりすると、リラックスしすぎ状態になる。だらだら行為はその象徴。
忙しい現代人には、リラックスが必要って言われるけど、なんでもそうで、「しすぎ」はよくないのです。
リラックスしすぎだと、なんかだるい感じからぬけだせなかったり、やる気がおこらない。そのくせ、物事に過敏になってしまう。刺激がない状態が普通だから、逆に小さな刺激で反応しやすくなるのです。
アレルギーなんかも一種この例ですね。
普段なら気にもならない、ちょっとした母親のお小言にいきなりキレたりするのも、実はこういう時に起こります。
そして体力有り余ってるから、せっかくのエネルギーをよからぬ方向に向けちゃうわけで。
親子ケンカは、子供が自立神経のバランスをとるために必然的に起こしているといえるのかもしれません。
高校生なのだから、ちゃんと交渉させる
もしあなたも子供と同じ土俵に立って、大人気なくイライラしてしまったとしても、これだけは忘れないでください。
子供の言い分をしっかり聞いてあげることです。一方的に命令するのはNGです。
ママの言うことに納得できないなら、ちゃんとネゴ(交渉)しろ、と。
ちゃんとネゴもしないで、うざいとか、うるさいとか、死ねとかだけ言ってんなー。ですよね。
社会でストレスとうまく付き合って生きていくためには、自分をしっかりもって、自己主張・自己表現する力は必須です。
権利を主張するなら、約束は守れ。家族としての役割は責任をもって果たせ。
そこも私は厳しく言います。
自己主張だけに長けているのは単なるワガママになってしまうからです。
たまには大ゲンカになってもいいから、世間の厳しさというのを、子供に体験させてあげてください 。
まとめ
子供が高校生にもなると、親子で共有できる時間はなかなかつくれません。
だから親子ケンカするチャンスも減ってきます。真面目にケンカしたあとって必ずケンカ前より仲良くなれるもんです。
だからコロナウイルス対策としての学校休校も、そのせいで増えてしまうケンカ?もチャンスです。そう思えると楽しくなりませんか。
一緒に旅行もいいけど、ケンカも悪くない。同じ時間を共有し、対話することでお互いの理解は深まります。
親なんて子供にうざいって思われてなんぼです。
世間は、君の言うことを聞いてくれない人ばかりだよ、ということの疑似体験です。
そんな体験の中で子供は
相手を思いやること、相手の立場から物事みてみること。
自分と違う考えの人間を認めること、違う考え方を理解しようと努力すること。
自分の思いを誠意をもって伝えること。
そんなコミュニケーション術を学んでいくのだと思います。
だから決して子供にとって、なんでも言うこと聞いてあげる都合いいだけの親にはならないでくださいね。それこそ子供の将来のためになりません。
ということで時には、子供と大人げなくケンカするのもいいものです。
ちなみに、もちろん、私と息子は大の仲良しです(=゚ω゚)ノ
PS:まだしばらく子供が家にいる日常が続きますが、みなさま、笑顔で頑張りましょう。
新学期が予定通り始まってくれることを切に願います。
◆下記の記事もご覧ください◆
なぜ?高校生が言うことを聞かない子供になってしまう原因
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