普段でも子供って朝なかなか起きなくてイライラするのに、夏休みとなるともっと起きない。ママはいつにもましてイライラ度合いが増える時、ですよね~。
朝からイライラなんてしたくない。朝の気分は一日の質を決めます。
ママが心穏やかに一日をスタートできますように。気持ちよく子供を起こす方法、ご提案します。
一日のリズムが大切。朝は何としてでも起こす
寝る子は育つと言います。だからいつまでも寝せといてあげましょう、とは言いませんよww
朝は必ず、ちゃんと起こしてあげてください。
早く起きるために、早く寝る。なんていうのは机上の空論です。
早く寝たら早く起きれるのは、たぶん事実なんですが、その早く寝るというのが なかなかできるもんではない。
早く寝せることの方が、 早く起こすことより絶対に難しいと思います。
この誘惑あふれる現代には、早く寝るというのは、かなり意識を高く持っていないと無理。大人だってそうでしょ?
ついついテレビを遅くまでみたり、 ついついスマホでだらだらとネットサーフィンしちゃたり・・・。
でも本当に疲れてる時ってとにかく眠たくなりますよね。
人間は眠くなったら眠るんです。いくら起きていいよ、言われたとしたって子供は寝てしまいます。
じゃあ夜眠くなるためにはどうするか。
シンプルです。 早く起きる。
じゃあ早く起きるためにはどうすればいいんでしょうか。
起きなければならない理由があればいい
子供が朝ちゃんと起きるようになるためには、まずは無理にでも、朝ちゃんと早く起きること。
そうすれば早く眠くなって、早く寝るようになる。次の日は自然に早く起きれる、ということになります。でもそうなるまでは、あなたの努力が少々、いやかなり必要です。
習慣になるまでは、朝起きることに何かご褒美や特典をつけるのもひとつです。
例えば旅行に行くから早く起きなければならない、となると誰でも年齢かからず朝早く起きることができます。
私もそうですが、例えば日帰りスキーに行く時とか、旅行中のアクティビティのツアーに参加する時なんかは、朝5時に起きなきゃっ、ってなっても、 不思議と苦に感じないんですよね。
楽しみや、 自分の納得できる理由があれば、早起きなんてどうってことないのです。
普段学校のある日なら、 楽しみではないかもしれないけれど、学校に行かなければいけないという揺るぎない理由がある。
だから逆に、普段は起こしてあげる必要はないのです。小学校低学年ぐらいまでなら起こしてあげた方がよい子もいると思います。(早起きにも得手不得手があるので)
でもそれよりも大きくなった子供なら、自分のなすべき仕事(登校)をするために自分が自分をコントロールすること、責任を持って社会の役割を担うことを教えていかなければなりません。
なんで起こしてくれなかったの~、なんて寝坊して遅刻する原因を親のせいにしてるようでは、また繰り返し寝坊するだけです。
寝坊して遅刻したら、「遅刻」と記録が残るし、信用が落ちてしまう。遅れて教室に入っていくことで目立ってしまう恥ずかしさ、そんな体験が、自分の行動を改善する動機になるんです。
特別な日ならともかく、日常であれば、自分を管理する責任を子供に教えなければなりません。だから普段は起こしてあげなくてもいいのです。
ただ夏休みとなると、少し話は変わります。
子供だって学校に行ってる時はそれなりに緊張している。でも夏休みとなると、気が抜けて、好きなだけ寝たくなるというのは、成長期の子供にとって、はある種生理現象でもあります。
少しは甘えさせてあげたい気もしますよね・・・。
早起きする理由を作ってあげる
だから少しお手伝いしてあげるのです。
まずは起きなければいけない理由をつくることをサポートしてあげる。
そして早起きが習慣化するまで、子供が自分自身で起きると決めて実行できるまで、忍耐強くお手伝いを続けるのです。
(そうしているうちに夏休みが終わってしまうかもしれませんが・・・)
自分で朝しっかりと起きるという自己コントロール力は勉強や運動など全ての事につながっていきます。
使命や役割を与える
ウチの場合( 中3で受験生の息子)には、朝、基礎英語(ラジオ番組)を聞くと成績上がるから、絶対聞いたほうがいいよ!とうまくその気にさせて、その時間にあわせて起こすようにしています。
そして朝のワンちゃんの散歩も息子の役割です。息子がどうしても飼いたいと言って飼い始めたので、ここは責任を持ってもらわなければ困るわけです。
余談ですが、朝一番にまとまった英語を聞くと、脳が英語モードになって、その日一日自然に英語的情報を受け入れやすくなると、何かで聞いたことがあります。本人の意識しないところで、徐々に英語が刷り込まれていくとしたら、こんなにラッキーなことはありませんよね。
やっぱり朝の時間をどう過ごすかは大事なんですね。
散歩で朝日を浴びることで、交感神経(昼の活動のための神経)をしっかり優位にする。散歩という適度な運動でセロトニン(ホルモン)も活性化される。それがさらに脳を覚醒させ、勉強が効率的に進む脳の状態に調整してくれるのです。
まぁでもこれ、息子の気分が良い時はうまく行くんですが、これだけでは、まだまだ毎回こちらの思い通りになるとは限りません・・・。
早く習慣化してくれれば、起こす手間がなくなって助かるんですが、まだ当分手伝ってあげなければダメなかんじです。
(もちろん普段学校がある時は、私は絶対起こしてあげません)
ラジオ体操(6:30くらいにやってます)の時間に合わせるとか、5分ぐらいの子供が好きそうな番組を選んで(朝からテレビはあまりお勧めはしませんが、しっかり番組を選べばOK)、時報代わりに使うとか、も良い方法です。
どういう条件だったら早く起きるのか?というのは、実際なかなか設定は難しいと思います。
限定的な楽しみ、その日その時間しか体験できないこと、である方が効果は高いですよね。
何かいいモノ思いついてください(^^)
ご褒美や少々の罰則でモチベーションをつくる
ちなみにウチはこれでうまくいってます。
ウチで子供達全員に適用しているご褒美(罰)は、「ちゃんと早く起きた子だけ、梨を食べれる!」(=いつまでも寝てたら梨は他の子に食べられてなくなってしまう)というもの。
これはなかなかに、効果テキメンです。朝起きたての、水分量が減少している体には、冷えた梨は、何よりも美味しく感じるられるのでしょうね。
そもそもウチの子供たちはみんな食い意地が張っているから、このルールでうまく回るのです。
うっかり寝坊した子は真剣に悔しがってます。自分だけが食べれなかったというのも、悔しさを倍増させるようです。翌朝はだいたい一番に起きてきますねw
まあ本当はこういうなしに、起きてくれるようになるといいんですけどね~。
スキンシップしながら起こしてあげる
子供をスムーズに目覚めさせたいと思ったら、起こし方は非常に大切です。
子供を起こす時まず第一声はどんなふうですか?
「早く起きなさい!」いきなり大きな声で叫んじゃってませんか?
子供ってなかなか起きないから、 最初からなんとか起こしてやろう、って力んじゃってませんか?(笑)
私の場合、最初の一声は「おはよ~!!大好きだよ~♡」です。
そして、もう〇時だよ~(ここはあらかじめ起床時間のルールをつくっておく)起きなよ~。と言いながら、身体全体をさすってあげる。
そうすると少しずつ細胞が目覚めてくるのです。
起きなさい、と言われて、パッと飛び起きることができるという子供はそうそういないでしょう。
目がなんとか開いたからといっても、体はまだまだ起きていないのです。
ママが身体を撫でてくれるということで、子供はなんとなく嬉しくなる。やさしい気持ちて、朝をスタートすることができるのです。
怖い顔したママのキンキン怒鳴り声で、無理やり体を動かすのとでは、確実にその日の質が変わってきます。
親子のスキンシップは、 子供が何歳になっても、とっても大切です。
言葉ではなかなか伝わらないものも、 皮膚と皮膚の感覚を通して、簡単に伝わったりします。
あなたの子供が、まだ起こしてあげなければならない年齢なら、朝一番から堂々とスキンシップができますね。
やめて!触らないで!と子供が言うようになるまで(場合によってはそう言われても無視して)いっぱい触って起こしてあげましょう。
朝一番から、あなたが子供をいっぱい触ってあげる。それだけで子供の心は安定します。 同様にあなたの心も、です。
まとめ
睡眠のシステムにはセロトニンとメラトニンというホルモンが関与してます。
朝日を浴びて、セロトニンを活性化することにより、睡眠のために必要なメラトニンが分泌されるようになるのです。
そういう面からも、まずは早起きを決行しなければなりません。夜眠くなるためにまずは早起きから、です。
夏休み、ついつい寝坊が癖になって、生活習慣が乱れてくると、 全ての流れが悪くなってきます。活力が停滞してしまいます。
そこからさらにあなたのイライラの原因が連鎖的につくりだされてしてしまうのです。
子供がいつもゴロゴロしてる、 テレビやゲームやスマホばっかり、なかなか寝ない・・・。そんな原因を作らないためにも、 まずは朝しっかりと起こすことです。
これを子供が習慣にできるかどうかは、あなたの忍耐力及びサポート力にかかっています。
いろいろ策をねってみて!あなた の子供に一番あった方法を見つけてください。(怒鳴って無理やり起こす、はできればナシでお願いします。)
そしてそれを毎日毎日反復!繰り返し繰り返し・・子供が一人で起きれるようになるまで続けるのです。
親子で早起き早寝の習慣=十分に必要な睡眠を確保すること。それが楽しい夏休みをもっともっと楽しくしますよ!
こちらの記事もご覧ください ⇒ 小学生の子育てのコツは?イライラしない方法はこれ
睡眠についての関連記事はこちら ⇒ 共働きやめる?子育てやめる?うつになりそうな時の対処法
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